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台北観光バス炎上事故、非常口扉に防犯ロック 乗客脱出できぬ原因に

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2016年07月22日 18:12  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

写真台北のバス炎上事故、非常口の扉は防犯装置でロックか(出典:http://www.cna.com.tw)
台北のバス炎上事故、非常口の扉は防犯装置でロックか(出典:http://www.cna.com.tw)
このほど台湾の高速道路で起きた、観光バスが炎上し乗っていた26名全員が死亡という悲惨な事故。その後バスの非常口付近から遺体が折り重なるようにして発見され、緊急脱出用のその扉が開かなかったことに大きな問題があるとされた。そんな中、この大惨事を引き起こした原因が思わぬところにあることが明らかになったと『蘋果日報(appledaily.com.tw)』などが伝えている。

桃園市で19日午後1時ごろ、台湾桃園国際空港に向かっていた1台の観光バス。高速道路のフェンスに激突して前方から激しい炎が上がり、中国・大連からの観光客24名と運転手・ガイド各1名の全員が死亡した。その後はバスの非常口について調査が進められていたが、安全レバーとは別に、そこには簡単には外せないボルト式のロックが存在したもよう。観光バス業界全体において、安全な運行に関する大きな問題点が浮上してしまった。

緊急の際は一般市民でも手動で非常口の扉を開けて外に出る必要がある中、そのロックを解く術を知るのは運転手のみ、運転席からの操作が必要であった。その理由としてバス会社は、乗客が観光スポットを訪れて長く停車している間にバスに窃盗犯が忍び込むという事件が近年多発していたことを挙げている。それゆえ窓も、そしてこともあろうに非常口も簡単には開かないようにしてあるとのこと。台湾では実に90%の観光バスがそうしたボルト式のロックを採用していると暴露された。

また同じ型のバスを使ったその後の実験では、やり方を熟知している関係者であってもロックを解錠して非常口を開くまでに20秒を要している。ましてや、煙で視界が妨げられるなどの悪条件下で一般乗客が速やかに非常口を開けることはさらに困難な可能性が高い。今回の大惨事は、窃盗事件を懸念するあまり人命がおろそかになるなど本末転倒というほかない。

このたびの事故においては、運転手は高濃度の煙を吸い込むうちに意識が遠のいたのか、炎を出してからもバスは1.4kmの距離を走行したことが明らかになった。乗客は極度の恐怖の中で、窓はもちろん乗降用の扉も非常口もまったく開けてもらえないままであった。いかに超密閉型の観光バスが事故や火災に弱いか、近年は事故が発生するたびに多くの問題点が浮き彫りになっている。

出典:http://www.cna.com.tw
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

このニュースに関するつぶやき

  • チベットのかたを思い焼身自殺されたんですね。かわいそうに
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  • 台湾の南部はいろいろ危ないところだから、以前も大きな事故あった。台湾観光は気をつけないと。
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