離れて暮らす親の熱中症、約6割が心配も対策は取られず?

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2016年07月27日 18:00  QLife(キューライフ)

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高齢の親と離れて暮らす30〜40代、300人に熱中症調査

 体温を正常に保とうとする機能が低下し、体温が40℃を超え、そのままでは死に至ることもある熱中症。中でも高齢者は、住居内で熱中症により死に至るケースも多く、高齢者を親に持つ子の心配は大変大きいと考えられます。今回、70歳以上の親と離れて暮らす30〜40代の男女300人を対象に、熱中症に対する認知度や親の熱中症対策について、株式会社LIXILがアンケート調査を実施しました。

 熱中症という言葉はかなり一般的に使われるようになり、このアンケートでは熱中症の認知率が100%に。その詳細は、「症状など具体的なことまで知っている」が78.7%(男性77.3%、女性80.0%)で、「名前は聞いたことがある」が21.3%(男性22.7%、女性20.0%)と、詳しく知っている人がおよそ8割と、熱中症はかなり定着している病名といえそうです。

 次に熱中症について、具体的に知っていることを尋ねたところ「重度の熱中症は死に至るケースもある」が93.3%(男性88.7%、女性98.0%)と最も多く、「『日射病』とは異なり、屋内で発症するケースも多い」89.3%(男性86.0%、女性92.7%)、「特に65歳以上では住宅で死亡するケースも多い」80.3%(男性73.3%、女性87.3%)と続きました。約8割の人が高齢者の室内熱中症のリスクが高いことを理解しており、自分の親の熱中症に対して全体の59.7%(男性54.7%、女性64.7%)が「とても心配」「やや心配」と回答し、離れて暮らすだけに、心配する気持ちも強いのかもしれません。

高齢者の約半数がクーラーを敬遠する傾向に

 高い認知度の熱中症ですが、対策についてはどうなのでしょうか。自分の親が何らかの熱中症対策をしているかの問いに、42.0%が「していないと思う」と答え、親の熱中症対策は不十分と感じている子が多いようです。また、「両親は、夜寝る時にクーラーをつけたくないと思っている」と答えた人が53.7%(男性50.0%、女性57.3%)、次いで「両親は、暑さを我慢できると思っている」50.3%(男性49.3%、女性51.3%)、「両親は、熱中症対策には、窓を開ければ(風通しをよくすれば)十分だと思っている」46.7%(男性45.3%、女性48.0%)となり、親の半数以上がクーラーを敬遠する傾向にありました。

 さらに、離れて暮らす高齢の親に勧めたい熱中症対策を尋ねたところ、「暑い日は無理に外出しない」96.7%(男性95.3%、女性98.0%)、「水を多く飲む」96.0%(男性94.7%、女性97.3%)、「暑い日は激しい運動をしない」96.0%(男性94.7%、女性97.3%)、「クーラーの利用を我慢せず、うまく活用する」95.3%(男性93.3%、女性97.3%)と続きました。高齢者は体の水分量が少なく、汗をかく能力が低下している上に、喉の渇きを感じにくくなっています。こまめな水分補給や、クーラーの活用、暑い日には外出や運動を控えるなど、高齢者はもっと積極的に熱中症対策に取り組むべきかもしれません。(樹本睦美)

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