UEFAチャンピオンズリーグの一部の試合が、ヨーロッパ以外の地域で開催される可能性があるようだ。イギリス紙『デイリーメール』が8月3日に報じている。
同紙は、具体的な時期については言及していないものの、チャンピオンズリーグがヨーロッパ以外の地域で開催される可能性を報道。対象となるのはグループステージの一部の試合で、スペインとイタリアのクラブがUEFA(欧州サッカー連盟)側に圧力をかけ、他地域での試合開催を要求しているという。
報道によると、今年5月28日に開催されたチャンピオンズリーグ決勝前後の時期に極秘会議が行われた模様。市場の開拓、拡大を視野に入れ、アメリカやアフリカ、極東地域での試合開催を望む声があるようだ。
イタリアでは前シーズンのセリエA王者とコッパ・イタリア覇者が対戦するスーペル・コッパ・イタリアーナ(イタリア・スーパーカップ)を外国で開催する回数が増えてきている。過去7シーズン中、5試合は中国やカタール、アメリカで実施。今年はUAE(アラブ首長国連邦)のアブダビで開催されるのではないかと報じられている。
ただ、単発の試合であるスーペル・コッパ・イタリアーナとは異なり、チャンピオンズリーグのグループステージは各国リーグ戦の合間を縫って平日夜に開催されることが通例。ヨーロッパ以外の地域で試合を開催する場合、日程や移動など、多くの問題に直面することになりそうだ。