山下智久、NEWS、関ジャニ∞…定番サマーソングにまつわる隠れたエピソード

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2016年08月16日 07:01  リアルサウンド

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(C)タナカケンイチ

 季節やイベントをテーマにした曲はヒットしやすい、といわれる。実際、次々とヒット曲を生み出しているジャニーズにも、春夏秋冬をテーマにした曲は多く存在する。暑さが厳しい今日この頃、ジャニーズのサマーソングを聴いて気分を盛り上げてみるのはどうだろうか。


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■山下智久「SUMMER NUDE '13」


 山下が主演を務めたテレビドラマ『SUMMER NUDE』(フジテレビ系)の主題歌になったこの曲。1995年にリリースされた真心ブラザーズの12枚目のシングル『サマーヌード』が原曲だ。ドラマの『SUMMER NUDE』も楽曲をイメージして制作され、大きな話題を呼んだ。「サマーヌード」は、夏の名曲として長い間愛されている。そして、1997年に真心ブラザーズがセルフカバーした「ENDLESS SUMMER NUDE」をはじめ、クラムボン、土岐麻子、bird、夢みるアドレセンスなど、山下以外にも多くのアーティストがカバーをしている。そんな名曲をカバーした「SUMMER NUDE '13」のMVには、山下が全裸で泳ぐシーンがある。全裸になることは撮影当日に知ったそうだが、ヒット祈願の意味を込めてすぐに山下はOKを出したそうだ。このMVは、山下の肉体美と海のコントラストが美しい。当時、「タイトルどおりヌードに? そう、全裸になります!(笑) 心も裸になってね」(出典:http://jisin.jp/serial/johnnys/johnnysinfo/6998)と語っていた山下のプロ根性が、美しい映像を生み出したのではないだろうか。


■NEWS「君がいた夏」


 16枚目のシングル『ONE -for the win-』通常盤に収録されている「君がいた夏」は、切な系爽やかラブソングだ。この曲の歌い出しの部分は、メンバーの加藤シゲアキが担当している。これまでのNEWSの楽曲で、加藤が歌い出し部分を歌ったことはほぼ無かったため、新しいNEWSのカタチを見い出すことが出来た曲でもある。実はこの“加藤の歌い出し”、メンバーの手越祐也が強く推したそうなのだ。2014年7月号の『月刊ソングス』(ドレミ楽譜出版社)では、実際手越はこのようなコメントをしている。


「俺はA(メロ)は歌わないって言ったんですよ。何なら俺は小山とシゲが歌うAメロが聴きたいって、強くお願いしました。この曲で2人が歌うAは絶対いいと思ったから。切ない曲って、ググッと心に響くように歌わないといけないから、すごく難しいんですよ。でもこの曲には2人の声が合うと思ったし、その方が絶対に聞く人の心に響くから、それを聞かせてほしいって」


 グループのことを知り尽くしてるメンバーだからこそ、こういうアイデアが出てくるのだろう。さらに、17thシングル『KAGUYA』に収録されている「バタフライ」は、「君がいた夏」のアンサーソングでもある。「君がいた夏」は、歌詞の一人称が“僕”。都会へ旅立ち、別れを選ぶ男性の歌だ。一方「バタフライ」は、一人称が“わたし”で女性的な歌詞が印象的。故郷に残った女性の歌のように取れる。この対比を考えながら聴くのも面白いかもしれない。


■関ジャニ∞「オモイダマ」


 夏と言えば、高校野球。関ジャニ∞の28枚目のシングル『オモイダマ』は、『熱闘甲子園』(ABC・テレビ朝日系)のテーマソングになった楽曲だ。高校野球応援ソングらしく、この曲には多くの高校生が関わっている。例えば、全国の高校生から歌詞のフレーズを募集して採用したり、レコーディングには高校生で結成された楽器隊が起用されている。青春の象徴とも言える高校生が深く関わっている「オモイダマ」は、甲子園にピッタリと言ったところだろう。また、この曲のパフォーマンスにも注目したい。出だしのフリューゲルホルンはメンバーの横山裕による演奏だ。元々楽器が弾けるメンバーが多い関ジャニ∞だが、メンバーの村上信五と横山は楽器を弾いていなかった。しかし2007年頃から村上はキーボード、横山はパーカッションを担当するように。とは言えあまり練習しておらず、バンドでのパフォーマンスになるとどことなく肩身が狭そうに見えていた。そんな中2013年に一念発起でトランペットを始めた横山。2013年の『KANJANI∞ LIVE TOUR JUKE BOX』で初披露をした後、自前でフリューゲルホルンを購入して練習を積み重ねてきたのだ。努力を続ける横山の姿と高校球児の姿が重なって見えてくるかのようである。
 
 この3曲以外にもお馴染みのサマーソングや、隠れた夏の名曲がジャニーズにはたくさんあり、様々なエピソードが隠されている。この夏は楽曲にまつわるエピソードと合わせてサマーソングを楽しんでみるのも良いかもしれない。(高橋梓)


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  • いやいやいやいや〜〜。横山さんのティンパニのリズムの正確さと、切れのよさは、練習不足ではできないですよ。本人の謙遜をそのまま受け止めちゃダメでしょ�ѥ��
    • イイネ!4
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