1日の平均視聴時間は、通常より1.7時間長く
オリンピックイヤーの今年、日本の裏側、ブラジル・リオでは、連日熱戦が繰り広げられています。日本との時差は12時間。日本人選手のメダル獲得の瞬間をリアルタイムで見たいと、深夜から早朝にかけてテレビに釘づけという人も多いのではないでしょうか?
参天製薬株式会社が20〜50代の男女500人を対象に「夏のスポーツ観戦」に関する意識・実態調査を行ったところ、「今夏はテレビでスポーツ観戦をする時間が増えそう」と答えた人が60%にのぼり、“オリンピック熱”に沸いていることがうかがえます。
さらに、テレビでスポーツ観戦をする時は、「1日あたりのテレビ視聴時間が長くなりやすい」と答えた人も約6割。通常時と視聴時間を比べてもらうと、スポーツ観戦時には、1日あたり平均約1.7時間もが長くなるという結果が出ました。その理由として、「試合の後は必ずスポーツニュースを見るため長くなりがち(47歳・女性)」などの声が聞かれました。
長時間視聴による目の疲れは、日常生活に影響も
海外中継となると、深夜から早朝の放送ということもしばしば。調査では、約半数の人がテレビでのスポーツ観戦で睡眠不足になった経験があると答えており、「深夜帯の試合では延長戦も放送することが多いため、結果が気になって見てしまう(36歳・男性)」など、見始めたら結果が出るまで眠れないのがスポーツ観戦ではよくあるようです。
テレビに夢中になると、気になるのが目への影響。「テレビでのスポーツ観戦は目の疲れの原因になると思いますか?」という質問に、「そう思う」と回答した人は42%。理由として、「画面に集中するから」が最も多い70%、「長時間視聴することが多いから」が62%と続き、実際にテレビでのスポーツ観戦によって、目の疲れを感じたことがある人は約3人に1人という結果になりました。影響は目だけにとどまらず、「目の疲れによって、仕事や家事の効率が落ちたことがありますか?」との質問には約半数が「ある」と回答。さらに、「目の疲れによって、気持ちがいらいらしたことがある」と答えた人も41%に上り、日常生活に支障をきたす場合もあることがわかりました。
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疲れ目対策として、目薬を使う、目や首、肩のマッサージをするなどの回答がありましたが、今回のアンケートで対策をしていると答えた人はわずか1割。リオオリンピックは今月22日までですが、9月にはパラリンピックも開催されます。目をいたわりながら、スポーツの秋を楽しみましょう。(菊地 香織)
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