17歳の女子高生であった2011年のことを振り返る安徽省合肥市在住のZhou Yanさん。同級生のTao Rukunという男子に対する恐怖は一生かかっても克服は難しいという。何度断っても執拗なアプローチを続けてくるRukunに恐怖を覚え、Yanさんは両親に相談して別の学校に転校した。しかしそれでもRukunは彼女の自宅にやってきた。そしていきなりYanさんの顔と体に灯油を浴びせると火をつけたという。
政府高官であるRukunの父親はその事件の少し後、微博（ウェイボー/weibo）に「息子は取り返しのつかない過ちを犯しました。心より謝罪します。Yanさんの回復のために、あらゆる支援を行ってまいります」と詫びたものの、事件当初は「Yanさんの家族には息子の保釈に協力していただきたい。そうでない場合は医療費の支払いを拒否したい」などと綴っていたことから、ウェイボーでは「謝罪は世間体のため」と批判されていた。
Rukunには2012年に懲役12年の有罪判決が下ったが、Yanさんと家族が467万元（約7000万円）の賠償金を請求したのに対し、判事はその金額を172万元（約2,600万円）と大きく減じ、原告側をひどく失望させたという。体の30％以上に2度から3度の熱傷を負い、人生の本当に長い年月を肥厚性瘢痕に苦しめられることを覚悟しているYanさん。この写真においては頬の下半分を隠しているが、手をどかせばそこにも赤い瘢痕が目立つ。ウェイボーの20万を超すネチズンたちは強い味方となって彼女を励まし続けているが、ウェイボーにアップされる写真を見る限り彼女の表情はあくまでも硬いようだ。
出典：http://shanghaiist.com
（TechinsightJapan編集部 Joy横手）
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