いよいよ始動!世界初の「VR MANGA」タルるートREBOOT制作ドキュメントVol.2

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2016年09月03日 11:30  キャラペディア

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タルるートREBOOT制作ドキュメント
VR元年と言われる2016。各社独自の熱い展開を意欲的、精力的に発信している中、いよいよ新たなカテゴリを創造し、独自の文化を築きあげようとする試みが開始されました。

「そうだ、VR(バーチャルリアリティ)。世界初の「VR MANGA」を作ってみよう!」

これは、株式会社ダブルエル代表取締役社長:保手濱彰人の試行錯誤、挑戦の過程を追う、制作ドキュメントである。

前回、既存漫画作品をVR化。世界初の「VR MANGA」を作ろうと意欲に燃える「保手濱社長」と「Live2D」の出会いをレポートしましたが、今回は「どのような動き」をLive2Dを用い、実際にタルるート君を「動かせるのか?」その制作過程に密着しました。

「どのような動き」が出来るのか?実際にタルるート君のイラストを使用するようです。簡単なテストデータを作成する為、イラストを18点のパーツに分けられています。

Live2D技術の初級チュートリアルと同様の過程で作業が進められます。

パーツが組みあがりました。1枚のイラストのようで、
とても18点のパーツで構成されているとは思えません。(※画像はキャラペディア記事内にて掲載)

次に動きを与えるべく、頭を左右に動かすデータが入力されます。
左右に傾く動きが加わる事に付随して、襟、頭に多少の変化が加わります。
変化が判り難いので、「目」の制作過程を追っていきたいと思います。

アニメと違うのは複数枚の「動画で動く」のではなく、閉じたままのパーツを変形させる事で動きを与えているところです。滑らかな動きを作成するには細かいポリゴン作成が求められ、膨大な作業量となってしまうので「何処で完成にするのか?」あらかじめ設定を決める事が重要だと。現状の動きは閉じる開くを繰り返す1種類、単純な動きの連続なのですが、何種類も組み合わせると自然な動きに近づくそうです。

次に口ですが目と違い、閉じた上唇パーツと下唇パーツを変形させ作成しているそうです。
目のように片側だけの作業でなく、上下作業、ポリゴン作成は目と同じ問題がある訳ですし、種類も増えます。テストデータはいったいどうなるのでしょうか?

テストデータがこちら(※画像はキャラペディア記事内にて掲載)です。

記者の心配を余所に、テストデータは、目・口は勿論、襟や頭もキチンと動いています。何気ない動きの中にこれだけの制作過程がありました。今回「どのような動き」を技術的に「動かせるのか?」だけでなく「どうすれば」といった制作者の想いなど感じる事が出来、作品に引き込まれてしまいました。次回リポートもご期待ください。

■保手濱彰人より一言

マンガを読んでいると思わずこの世界の中に入り込みたいと感じる瞬間がありませんか?今回はそれを実現して思わず「おおっ!」と感じられる体験を提供出来る様に、様々な検証を進めていきます。どうぞお楽しみに。

記事:リアルBOSS(磯崎誠之)

【この記事の全情報・全画像はこちら】

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