「風呂場でおしっこ」はアリ? 同棲相手との価値観ズレはこうやって埋める

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2016年09月13日 20:02  新刊JP

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「風呂場でおしっこ」はアリ?同棲相手との価値観ズレはこうやって埋める
大好きな彼氏であっても、一緒に住んでみれば今まで気づかなかった嫌なところも見えてくる。都内のIT企業に勤務する吉永友里さん(24歳・仮名)は、この夏、付き合って半年の彼氏と文京区本郷の新築マンションで同棲生活をスタートさせた。

4つ年上の彼氏は、文京区の商社に勤務し、同年代と比べたらお金も持っている方だった。スマートで落ち着きがあって、喧嘩をしても必ず先に謝ってくれる大人なところが友里さんは好きで、今回の同棲は結婚も視野に入れてのことだった。



■「ちょっとごめんね!メイク落とし取らせてくれる?」

同棲スタートからはじめての週末、友里さんは彼氏のシャワー中に風呂場に置いていたメイク落としを取ろうと、一声かけてドアを開けた。するとそこには、シャワーを浴びながら、排水口に向かって排尿をする彼氏の姿があった。

彼氏の方といえば、特に気にする様子もなく、「はい、メイク落とし」と笑顔でボトルを手渡してくれたが、その間も股間からは勢いよく排尿が続いていたという。

友里さんはあまりのショックで、座り込んだソファから立ち上がれなくなり、体調不良を理由にその日予定されていたデートはキャンセルした。

■「風呂場おしっこ男」に罪悪感はゼロ!

シャワーを浴びると尿意を催す現象について説明されるときに、しばしば「水音効果」が持ちだされる。放尿の際には“チョロチョロ”という水音を聞いていることから、脳内で水音とおしっこが結びつき、生理学でいう「条件反射」的に尿意が起こるというものだ。

シャワーを浴びることで尿意を催すのは、場合によっては「生理現象だから仕方ない」とも言えるかもしれない。だが、一緒に生活している人がいる中でそれを貫いていいかといえば話は別だ。

友里さんは「二度としないでほしい」と訴えかけるも、彼氏には何が悪いのかわかってもらえず、「家賃は俺が払っているのに、風呂の入り方まで文句を付けられるおかしい。だいたい人のシャワー中に覗いてきたのはそっちの方だろ」と反論。



結局、話は平行線上のままで、最終的には「友里がそういうなら気をつけるようにするよ」と彼氏の方が折れる形で決着したという。

友里さん「同棲をはじめて1週間で、このレベルの感覚のズレは正直キツいです。謝ってくれたから許せる、とかそんなレベルじゃなくて、もう無理です。こんな些細なことでもこれから先やっていける自信がまったくなくなりました。彼氏としては120点だったのでもったいない気もしますが、やっぱり無理!」

友里さんは現在、別れを切り出す前に、引越し先を探して不動産を回っている最中だという。

■人は、「自分の価値観からなるモラル」を相手にも期待してしまう

人間行動学のスペシャリスト、ジョン・F・ディマティーニ氏は、「人間関係を終えようとするカップルの多くは、無意識のうちに、自分の価値観からなる倫理やモラルに従うことを相手にも期待している」と指摘する。

今回の例で言うと、友里さんは「風呂場でおしっこをしないで欲しい」。彼氏の方は「知らぬが仏だったものをプライベートな空間を覗くのが悪い」というものだ。



■自分の価値観を整理するのが先!

この手の感覚のズレを話し合いで解決するのは相当に骨が折れることと思うが、自分の主張ばかりしていては話は平行線上のままだろう。

ディマティーニ氏は、自分の価値観と向き合って「絶対に許せないこと」「我慢できるけど嫌なこと」などを整理して、トラブルが起きた際には、話し合いの中で少しずつ価値観をすりあわせていくのが、長く続くカップルの秘訣という。

すなわち、相手との価値観を埋める話し合いを成功させるには、自分自身の価値観が整理できていることが前提ということが言えるだろう。

ディマティーニ氏の人間関係に関するメソッドは『心を知る技術』(フォレスト出版刊)などが詳しいので、大切な人との感覚のズレに悩んでいる人は参考にしてみてほしい。

(新刊JP編集部)

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