【Suica連携ゲーム『めがみめぐり』Pに直撃「プレイヤーの思考で変化する少女」の画像・動画をすべて見る】
神様である「ツクモガミ」と会話する、おしゃべりコミュニケーションゲームでありながら、「SUICA」や「PASMO」といった交通系ICカードと連携することもできるニンテンドー3DS用タイトルとして発表された、カプコンが12月8日(木)に配信予定の注目作だ。
カプコンが東芝と開発した音声合成「めがみスピークエンジン」によって、女の子がどんな言葉もフルボイスで話してくれるという。
電車で旅しながら、女の子があらゆる言葉で話しかけてくれるーー『めがみめぐり』とは一体、どんなゲームなのだろうか?
今回は、「東京ゲームショウ2016」でのプレイアブルデモ試遊の感想と、プロデューサー・野中大三さんの言葉とともに紹介していく。
人によって全然違うキャラクターになる
ある日、プレイヤーの交通系ICカードに宿った「ツクモガミ」。イラストレーターの箕星太朗さんが描いた愛らしいその少女は、お日様のように多くの人を明るく照らす一人前のめがみを目指す新米めがみの「ツクモ」だ。
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コミュニケーションを取るといっても、最初の「ツクモ」は、言葉を話すことができない。プレイヤーは好奇心旺盛なツクモにさまざまな言葉を教え、少しずつコミュニケーションを取りながら親密になっていくことで、「ツクモ」は人間の言葉を理解し、賢く、強く、美しく成長していくのだ。
「東芝さんと共同で開発しためがみスピークエンジンによって、無制限でなんでも話せるようになります。お客さんが入力した言葉を覚えて、会話を膨らませる。2、3時間遊んでもらうと、遊ばれた方の思考によって変化してくので、人によって全然違うキャラクターになります」(野中さん)
「東京ゲームショウ」で出展されいてるプレイアブルデモは、この「ツクモ」とのコミュニケーションの楽しさを味わうことができる。
声優をつとめる伊藤彩沙さんの声によって、フルボイスで自分の名前を呼んでくれるし、さらに言葉の発音まで指定することができるので、いわゆるボーカロイドのような無機質な音声ではなく、ほとんど肉声で話しかけられてるような気分だ。
「◯◯さんと話していると、お日様みたいにポカポカした気持ちになるのはどうしてですか?」と言われた時には、恥ずかしながらドキッとしてしまった・・・。
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交通系ICカードとの連携で広がるコミュニケーション
情報発表当初、特に注目を浴びたICカードとの連携要素。
プレイアブルデモでもスゴロク上のマップを移動していくことで、わずかながらその片鱗を感じることができたが、実際にICカードと連携させると、「たとえば渋谷で降りたら、渋谷に行った記録が残ります。すると、ツクモが『渋谷へ何しに行ったんですか?』と聞いてくるんです。『ご飯を食べに行った』と答えると、次にまた渋谷で降りた時に、『今日もご飯を食べに行ったんですか?』と、過去の記録も覚えてくるので、ツクモとのコミュニケーションの面白さが広がります」(野中さん)
Newニンテンドー3DSシリーズに搭載されているNFC(近距離無線通信)という、いわゆる「おサイフケータイ」のようにケータイをDSをかざすことで通信できる技術を使うことで、自分の交通系ICカードの乗車履歴や購入情報を読み取らせるのだ。
ゲーム内には、実在する日本全国9000以上の駅が登場する。自分の交通系ICカードと連携させることで、ツクモと一緒に日本全国を巡れるというわけだ。たとえば特定の駅の乗車履歴を読み取らせることでもらえる限定衣装などの特典も用意されている。
「ICカードを読み取ると、そのポイントを読み取ってお賽銭(ゲーム内通貨)がもらえるようになっています。どこかに電車で出かける機会が多いと思うので、1日出かけるだけでポイントが貯まるとおもいます。課金しなくても、そのポイントだけでお賽銭がもらえるので、電車賃のおまけとしてゲームをプレイするきっかけになっていただけたら」
プロデューサーの野中さんは、まさにこのNewニンテンドー3DSシリーズにNFCが搭載されたことが、「めがみめぐり」開発のきっかけになったと語る。とはいえ、「ツクモ」とのおしゃべりが楽しさのメインであるので、交通系ICカードを使用しなくても問題なく遊べる。
プレイアブルデモのプレイを終えた後、想像を超えた「ツクモ」のコミュ力の高さに「絶対買おう!」と決心したが、ありがたいことに『めがみめぐり』は基本プレイ無料のダウンロード専用タイトル。
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また、9月17日(土)14:05からは、ツクモ役の伊藤彩沙さんとアマテラス役の尾崎由香さんを招いてのデビューステージが行われる。