思った以上に面倒な作業記録を、8面体のオブジェを置き換えるだけで記録できる

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2016年10月24日 10:10  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

今日はいったい、何をしていたのか?

私が以前勤めていた会社では、社員はどんな仕事を何時から何時まで行っていたのか、ということを記録して、毎月末になると提出することが義務づけられていた。それで会社から支給されたExcelファイルの入力表に、15分単位で仕事内容を記録していたのだ。

ところが、仕事に没頭していると作業の記録を忘れてしまうし、めまぐるしく多種の仕事を回転させているときは、記録することが煩わしくなってしまう。

その結果、会社にとっても自分自身の仕事効率を高めるためにも、作業記録を分析することは有意義なはずだとは分かってはいるのだが、ついなおざりになってしまう。

そこで、瞬時で簡単に仕事ごとの作業時間を記録できるガジェットが登場した。

作業を記録する8面体

これ以上簡単に作業記録を行えるガジェットは当分出てこないのではないか、と思わせてくれるのがクラウドファンディングの『Kickstarter』に登場した『ZEIo』だ。

『ZEIo』は手のひらに載るほどコンパクトな8面体のシンプルなガジェットだ。

使い方は簡単。この8面体の各面に、仕事の種類や休憩、あるいは外出といった、時間を記録したいタスクの分類を記してアプリに関連づけておく。

あとは、その作業や休憩を始めるときに、該当する面を上にして置き直すだけで良い。

なるほど、と思わず唸ってしまったアイデアだ。

上の面を変えるだけで作業時間が記録される

『ZEIo』は、上に来る面を変えて置き換えるたびに、その面に登録されたタスクが開始されたことを検出し、時間をカウントし始めて記録する。

たとえば会議室に行くときには『ZEIo』の「会議」を登録した面を上にして置き直し、席に戻ってデザインの作業を始めるときには『ZEIo』の「デザイン」を登録した面を上にして置き直すだけでよい。

記録された作業ごとの時間は、無線で連携したパソコンやスマートフォンの専用アプリで管理・集計され、記録を確認する事ができる。

対応しているOSはmacOS、Windows、Linux、iOS、Androidと、殆どの環境に対応できている。

日報や管理業務を効率化する

『ZEIo』を使えば、自分が一日何をしていたのか、あるいは1ヶ月間の記録を分析して、自分が何に時間を取られているのかなどが分かるだろう。

あるいは日報などを提出する手間もかなり軽減できそうだ。

管理職は部下たちに『ZEIo』を使わせれば、誰にどのような作業負荷がかかっているのか、作業分担は適切かといった管理業務の確認にも使えるだろう。

Kickstarterでは本稿執筆時点で14日のキャンペーン期間を残しながらすでに目標額の2倍以上を集めている。

この便利さを待っていたという人は多いに違いない。

【参考】

※ ZEIo – the most simple time tracking solution by Timeular – Kickstarter

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