美容×国家資格の仕事!鍼を操る「美容鍼灸師」に話を聞いた!

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2016年10月27日 19:12  スタディサプリ進路

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鍼灸(しんきゅう)って知ってる? さまざまな不調の改善に役立つ治療技術で、美容の世界でも使われているのだ! そこで今回、美容鍼灸師を取材した! 鍼灸ってどんなことをするの? 鍼灸は、古くから伝えられている東洋医学による治療技術。 鍼(はり)療法と灸療法があり、鍼療法は細い金属の鍼で体のツボを刺激するというもの。 灸療法は、よもぎの葉を乾燥させて作る「もぐさ」を体の表面に置いて燃やし、その熱でツボに刺激を加える。 このような刺激によって人体がもっている自然治癒力を引き出して血行を良くし、神経痛、関節炎から肩こり、腰痛、花粉症、冷え性、不眠症までさまざまな不調の改善をはかる。 このように鍼灸の活用範囲は広く、なかでも注目を集めているのがニキビや肌荒れといった美容トラブルの改善を目指す美容鍼灸。 この分野を専門にする「美容鍼灸師」として活躍する鍼灸師も増えている。そのうちの一人、岡田也実さん(25歳)に話を聞いた。 大切なことは一人ひとりの肌トラブルの状態に、適切な施術を行うこと 美容×国家資格の仕事!鍼を操る「美容鍼灸師」に話を聞いた! (http://journal.shingakunet.com/wp-content/uploads/2016/10/shinkyu_01.jpg) 岡田さんの職場は、東京・表参道の美容鍼灸サロン「シーバイカリスタ (http://www.cbycalista.jp/)」。 パリのアパルトマンをイメージしたというおしゃれな雰囲気のサロンで、完全個室制。 「ここは女性限定で、20代から60代まで幅広い年齢層のお客さまがいらっしゃいます。お客さまはさまざまな悩みをおもちです。 例えば、仕事が忙しくて疲れがたまり、肌が荒れてしまったという20代の方。ご主人から『しわが増えて老け顔になったね』と言われて落ち込んでいる50代の方…。 こういう悩みを抱え込むと、心がシュンとしてしまいがちです。 そんなお客さまのつらい気持ちをていねいにお聞きし、お一人おひとりに合わせた施術をすることが大切です」 美容鍼灸の施術内容は鍼灸院やサロンによって異なるが、同サロンでは顔に鍼を打つ「美容鍼」の施術を専門的に行っている。 美容×国家資格の仕事!鍼を操る「美容鍼灸師」に話を聞いた! (http://journal.shingakunet.com/wp-content/uploads/2016/10/shinkyu_03.jpg) 「こちらのお店ではお顔の左右の片方ずつ鍼を打ちます。 人間の顔は左右で筋肉のコリや、使い方によってバランスが崩れているため、左右を整えるために半分ずつ施術していきます。 お顔とつながっている首筋と頭皮のケアも重要なので、そこにも鍼を打ちます。 鍼の本数はお客さまの状態により、お顔の片方で10本から15本くらいです」 美容鍼の痛みを感じさせず、効果を上げる施術を目指す 美容×国家資格の仕事!鍼を操る「美容鍼灸師」に話を聞いた! (http://journal.shingakunet.com/wp-content/uploads/2016/10/shinkyu_02.jpg) 顔は皮膚が薄くて敏感な部分だけれど、髪の毛ほどの細い鍼を使っているので、美容鍼による痛みは感じにくいという。 「でも、お客さまが痛いと感じるかどうかは、私たち美容鍼灸師の技術にかかっているのです。 大切なお顔に鍼を打つのですから、常日頃からスタッフ同士で練習し合って技術力向上を心がけています。 新人時代は自分の顔に鍼を打ってみて『こんな鍼の打ち方では痛い…』と試行錯誤の毎日でした」 好きな美容にもかかわれると知り、この道へ この美容鍼灸師の仕事に岡田さんが興味をもったのは、高校生の時。ソフトボール部に所属していてふくらはぎの肉離れに苦しみ、顧問の先生の勧めで鍼灸整骨院に通ったのがきっかけ。 鍼灸で症状がやわらぎ、効果を実感したという。 鍼灸師の職業に興味をもち、調べてみたところ、美容鍼灸の分野で働けることを知った。 「実は私、メイクが好きな高校生だったんです。 なのにソフトボールで日焼けしてシミ、そばかすができてしまい、肌の手入れ法に悩んでいました。 そんな私なので、鍼灸で美容に携われる仕事に魅力を感じたのです」 自分の技術で女性をキレイするという幸せな仕事 美容×国家資格の仕事!鍼を操る「美容鍼灸師」に話を聞いた! (http://journal.shingakunet.com/wp-content/uploads/2016/10/shinkyu_04.jpg) 美容鍼灸師の仕事に就くには、はり師ときゅう師の2つの国家資格が必須。 専門学校か大学で学び、国家試験に合格することが必要なので、岡田さんは高校卒業後に東京都内の鍼灸専門学校へ進学。 専門学校1年生の時に鍼灸サロンに行き、初めて美容鍼灸の施術を受けたときの感動は忘れられないという。 「小顔になってシミも消え、顔全体が明るくなったんです。 鏡を見て、気持ちが上がりました」 そんな感動を、美容鍼灸師となった今、多くの人に伝えたいと話す岡田さん。 施術後、『顔全体が引き締まってリフトアップした』『肌がツヤツヤになった』などとよろこんでもらえるときのやりがいは大きい。 美容×国家資格の仕事!鍼を操る「美容鍼灸師」に話を聞いた! (http://journal.shingakunet.com/wp-content/uploads/2016/10/shinkyu_05.jpg) 「一番うれしいのは、リピーターのお客さまからの『キレイになって自分に自信がもてるようになった』というお言葉です。 女性はキレイになると表情が輝いてきて、心もポジティブになるんだなと感じます。お客さまのなかには就職活動に成功した学生さんもいらっしゃるんですよ。 美容鍼灸の技術を通して、女性の人生を応援させていただけて、本当にいい仕事に就けたと思っています」 美容に関わる仕事に興味があるあなた、将来目指したい仕事の候補に加えてみてはどうだろう? *もっと知りたい人はコチラ* ◆自然治癒力を活性化させる施術【はり師・きゅう師】 http://shingakunet.com/bunnya/w0034/x0464/ (http://shingakunet.com/bunnya/w0034/x0464/) ◆主な勤務先 鍼灸治療院、整骨院、病院、介護福祉施設など

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