【最終回】世界初の「VR MANGA」タルるートREBOOT制作ドキュメントVOL.11

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2016年10月29日 08:21  キャラペディア

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キャラペディア

「VR MANGA」タルるートREBOOT
VR元年と言われる2016。各社独自の熱い展開を意欲的、精力的に発信している中、いよいよ新たなカテゴリを創造し、独自の文化を築きあげようとする試みが開始されました。

「そうだ、VR(バーチャルリアリティ)。世界初の「VR MANGA」を作ってみよう!」

これは、株式会社ダブルエル代表取締役社長:保手濱彰人の試行錯誤、挑戦の過程を追う、制作ドキュメントである。

■「とてもここで終われない」

前回で終わりだったのでは?驚く制作陣を向うに「とてもここで終われない」と最後の取材を敢行しました。

保手濱「それではネタバレにならない程度に最後の取材を受けます。(笑)」

それからステージ表現の可能性について考察しました。当初「かまいたちの夜」のような、ユーザーが何回も回遊してくれるアプリを作りたいと言う希望があったそうです。何回もプレイする事で選択肢を変更すると異なるシナリオを見れたり、長く深く遊べるのでユーザーが何度も遊んでくれるのです。

保手濱「そこで今回、ユーザーが何度も回遊して遊ぶ事が可能なら、VRコンテンツとしての長所も活かしつつ、漫画としての世界観も保持出来て『漫画コンテンツの差し替え』も可能な汎用性の高いステージとして『らくがきドーム』を考えました。」

「漫画コンテンツの差し替え」それは今までにない取り組みですね。いったいどんなものなのか、いまからワクワク出来ます。

保手濱「お愉しみは後程ご紹介させて頂きます(笑)」

■らくがきドームには謎がいっぱい

らくがきドーム壁面には無数の「らくがき」が設定されるそうです。この「らくがき」はヒトツ、ヒトツが「謎」となっており、ユーザーが選択するだけで色々な事が起こるので、物語(特に序盤や初動)でユーザーをアプリで遊ばせるための強力なフックになるのではないかと考えているそうです。

「視点を合わせるだけで色々な事が起こる」これは業界に一石を投じるのではないでしょうか。

保手濱社長「漫画にまで革命が起こっていない、漫画は日本人が創ったものだから新しい表現ってやはり日本人が創らなきゃいけないんです。」

その「想い」がいよいよ実現化に、これは相当に効くフックだと記者は思っております。

保手濱「今回らくがきドームに謎をたくさん搭載する事によって、謎解きテーマが大好きな小学生達に届く事も可能ではないかと思っております。」

保手濱「また、他の漫画コンテンツへ使用する際も『らくがき』内容を漫画世界観に簡単に寄せる事が出来る事からとても便利だと考えております。」

■「VR MANGAのここが凄い」

これはもう、ズバリ、ユーザーが求めていたストライクな展開でないでしょうか!

保手濱「『らくがき』の謎の中に、コアユーザーしか知らないキャラクタートレビア的な謎を入れる事が出来ます。キャラクター愛の強いユーザーだけが体験できるストーリーを用意することも可能です。」

素晴らしい、そうすると、VR元年と言われる2016年、ユーザーが作品をプレイするだけでなく、間接的ではあれ【世界初「VR MANGA」制作】に参加出来る訳ですね!

保手濱「ドームのらくがき用紙をダウンロードできるようにして、その漫画ファンのユーザーから『らくがき』を募集する事が出来ます。また、『らくがき』のバリエーションを増やす事が新規ステージを無限に追加できます!!」

■「VR(バーチャルリアリティ)造りの文化」

自分の「考えたアイデア」や「練った企画」が、世間に出る事が出来たらどれだけ幸せだろうか、いつかを夢見て諦めなければいけない人たちに「ヒトツの道」文化を創り示せるのではないでしょうか?

制作ドキュメントとして2ヶ月ちょっとレポートを届けさせて頂きました「世界初の『VR MANGA』タルるート」とは、新しい技術を用いた作品つくりは勿論ですが『保手濱彰人』が目指した『VR(仮想現実)MANGA』とは、単なるリメイク作品をユーザーに提供するのでなく、作品とユーザーを繋ぐ『制作のVR(仮想現実)』までを範疇とした環境を示したのではないでしょうか。真なるジェンダーレス、ボーダーフリー。これは手塚おさむさんが「火の鳥」や「アトム」で漫画業界に革命を起こしたと言われるモノに匹敵すると思われます。評価は未だこれからですが、いずれ社会認知されるモノと…

いや、そんな難しいものでなく、大人から子供まで誰でも愉しめて「VR面白いな」思ってもらえ「いつか自分も作ってみたい」そう思ってもらえればリポートを届けた甲斐があると思います。

私のリポートはリリース間近、ネタバレ危険回避の為、今回で終わりますが、気になる方は「ほて通信」にて制作過程が継続配信されますので、是非、チェックしてみて下さい。お付き合いありがとうございました。

記事:リアルBOSS(磯崎誠之)

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