グッドイヤーのレクサス「UX」用コンセプトタイヤが最新技術で「静か・快適・安全」を向上!

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2016年11月07日 10:10  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

10月にフランスで開催されたパリモーターショー2016。このショーには、世界各国の自動車関連メーカーが最新モデルやコンセプトカーを多数展示していたが、クルマだけでなくタイヤでも注目したいモデルが出ていた。

それが、ここで紹介するグッドイヤーの最新コンセプトタイヤ。同社がレクサスのコンセプトモデル「UX Concept」用に開発した「アーバン・クロスオーバー」には、クルマのフォルムにマッチした革新的デザインを採用。しかも、走行音や走行安定性の向上に繋がる最新テクノロジーを投入しているのだ。

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その実物が、10月27日〜31日に、東京・表参道のINTERSECT BY LEXUS-TOKYOで「UX Concept」と一緒に公開されたので、その詳細を紹介してみよう。

レクサス「UX」にベストマッチ

レクサスが発表した「UX Concept」は、世界的に人気が高まっているコンパクトクロスオーバーだ。これは小柄なボディながら利便性が高いコンパクトSUVに、スポーティなクーペのデザインを融合させたもの。

その流れをくむ「UX Concept」は、全長4,400mmのショートボディながら、レクサスのデザインアイコンであるスピンドルグリルで存在感を主張。上部から俯瞰するとX線状に繋がるエクステリアやインテリアなどで、強い個性を生み出しているモデルだ。

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グッドイヤーの「アーバン・クロスオーバー」は、今回この「UX Concept」専用に開発されたタイヤだ。

まず、ぱっと見て気づくのがホイールとの関係性。ホイールのリムから伸びるスポークが、そのままタイヤのサイドウォール部に繋がるようなデザインを採用しているのだ。これは、従来の「タイヤはこうあるべき」といった既成概念をいい意味で裏切るもの。「タイヤもデザインの一部」というデザインコンセプトが斬新だ。

また、路面と接地するトレッド面もダイナミックなデザインを採用。タイヤというクルマにとって重要だが“地味”だったパーツが、今まで以上にクローズアップされる効果を生み出している。

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走行音も低減

「アーバン・クロスオーバー」の優れた点は、デザインだけではない。最新テクノロジーを駆使することで、性能面も飛躍的に向上させているのだ。

そのひとつが、走行中にタイヤが発する音の低減。オープンセル・ポリウレタン発泡体をタイヤ内側に使用したサウンド・コンフォート・テクノロジーを採用することで、走行時にタイヤ内部で発生する共鳴音などを抑制。クルマ室内を飛躍的に静かにすることに成功している。

s__22503438 また、パンク時でも最高で80km/hまでの走行が可能なランオンフラット・テクノロジーも注目。空気がない状態でも、車両重量をしっかり支える強化サイドウォールを使ったこの技術により、安全性はかなり向上するはずだ。

電子チップで走行安定性もアップ

チップ・イン・タイヤ・テクノロジーも、「アーバン・クロスオーバー」に投入された新技術だ。

これは、タイヤ内部に電子チップを埋め込むことで、タイヤの重要情報を車載コンピュータに送るもの。空気圧や内部温度、タイヤ識別情報などの情報を車載コンピュータが処理し、縦・横方向の車両姿勢制御アルゴリズムを自動で微調整することが可能となる。

要は、コーナリング時やブレーキング時の走行安定性などが向上するのだ。タイヤは路面と接地する唯一のパーツだけに、こういった技術がクルマの走行性能や快適性のアップに確実に貢献するといえるだろう。

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電子テクノロジーなども駆使することで、従来のタイヤに対する概念を超えた「アーバン・クロスオーバー」。今回は「UX Concept」専用ということだったが、他車種用も含め今後も注目したいタイヤのひとつだ。

参考:グッドイヤー 「グッドイヤー・アーバン・クロスオーバー」発表 新型LEXUS UXコンセプト・カーのコンセプト・タイヤ

TOYOTA Global Newsroom

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