英小売り大手の「マークス&スペンサー(Marks & Spencer)」が衣料品の売上の落ち込みなどから、国内及び海外店舗を大幅に閉鎖することを発表した。
英小売「M&S」店舗を大幅閉鎖への画像を拡大 イギリス国内では衣料品、生活雑貨、食料品のフルラインを扱う店舗を今後5年で30店舗閉鎖。売上の落ち込みが顕著な衣料品部門は店舗面積を縮小し、好調を維持する食料品のみを扱う形態の店舗に移行する。また中国、フランス、ベルギーなど10カ国で展開する53の店舗を閉鎖することも合わせて発表され、海外はアイルランド、香港、チェコのみの展開となる。同社によるとここ5年、衣料品部門が足かせになり売上が減少。今後、衣料品は全体の売り上げの17%を占めるオンラインストアに注力し、店舗縮小でランニングコストを削減しつつ、効率のいい食料品事業で穴を埋めたい考えだ。
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