発端は、The Wall Street Journalの取材に対して同ブランドの広報担当者が発したコメント。「オバマ政権は私達の意見に耳を貸さなかった。正直なところ、大統領に選出されたトランプ氏によって、物事が正しい方向に進むだろうと感じている」と発言し、反トランプを訴えるネットユーザーから批判を浴びている。ネット上には「もうニューバランスの靴は買わない」「ニューバランスの靴を捨てて、正しい方向に進もうと思う」といった批判的な声が多く寄せられ、同ブランドのスニーカーがゴミ箱に捨てられたり、燃やされる様子を収めた写真や動画をSNSに投稿するユーザーが相次いでいる。
ネット上での騒動後、米ニューバランスは11月10日に公式ツイッターを更新。「1906年の創業以来、私達はニューイングランドにある5つの工場での生産に注力してきた。私達はローカルを大事にしていて、これまでも地域ごとのコミュニティがより良くなるように努めてきた」と国内生産に注力する姿勢を強調する文章を投稿したが、今回の騒動に関する表現は控えた。