福島の取材続けるライター平井有太の個展、キュレーションはChim↑Pom

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2016年11月14日 19:41  CINRA.NET

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平井有太『「ビオクラシー」〜 BIOCRACY 〜』イメージビジュアル coutesy of Chim↑Pom Studio and artist
平井有太の個展『「ビオクラシー」〜 BIOCRACY 〜』が、11月22日から東京・高円寺のGarterで開催される。

1975年生まれの平井有太は、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツを卒業後、2001年に帰国。当時の自分と表現への疑問から2005年の個展以降、美術作家としての活動を停止し、「有太マン」名義でのフリーライター業を活動の軸とした。2012年には福島に移住。土壌スクリーニング・プロジェクト事務局での仕事の傍ら原発事故後の福島の取材を行ない、昨年に著書『福島 未来を切り拓く』を発表している。

今回の展覧会のタイトルは、政治家やアーティストら36人にインタビューした平井の著書『ビオクラシー 福島に、すでにある』からとられている。人々との関わりや会話、インタビューなどを社会活動における実践手段の1つ「ソーシャルスケープ」と位置づける平井によって、「全ては再生/持続可能」「生活が前衛」というテーマのもと、エネルギーや、ファッション、音楽、前衛芸術、農業など多様な実践を行なう人々とのコラボレーションや関わりの中で生み出された作品が展示される。

同展のキュレーションはChim↑Pomが担当。会期初日の11月22日にはオープニングパーティーが開催されるほか、平井と康芳夫とのトークが行なわれる。
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