アニメ「母をたずねて三千里」展　高畑勲監督のトークも

12月2日（金）から22日（木）にかけて、「母をたずねて三千里」展が開催される。会場は東京・九段下のイタリア文化会館。

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本展では、作画監督とキャラクターデザインをつとめた小田部羊一さんの創作を中心に、制作に使われたアニメーション／ドローイングや、宮崎駿さんによるレイアウト、高畑勲さんによる絵コンテ、椋尾篁美さんによる背景画など多彩な資料が展示される。

日本最高峰のクリエイターが集結した作品

「母をたずねて三千里」はイタリアの少年・マルコとその家族の物語を描いたテレビアニメーション作品。

宮崎駿さんや高畑勲さんといった日本が誇る最高峰のクリエイター集団が52本のシリーズ物として、フジテレビ系の世界名作劇場枠で1976年に発表した。



その中でも特に重要なスタッフとして活躍したのが、キャラクターデザインおよび作画監督を務めた小田部羊一さん。

現在も「ポケットモンスター」シリーズ（長編映画）の監修をつとめるなど、常にアニメーション史に残る名作にその名を刻み続けている。

トークイベントとジャズコンサートも！

また、本展の会期中には、監督をつとめた高畑勲さんと小田部羊一さんのトークイベントも開催。当時の制作を振り返りながら、アニメーションや作品にかけた思いが語られるという。

さらに気鋭ジャズトリオ・中村力哉 Life is now trioによるコンサートも行われ、イタリアンシネマの名曲をジャズアレンジにした演奏も味わえる。