「韓国コネ社会」報道がテレビ業界にブーメラン! 長島一茂は自らのコネ優遇告白、コネだらけフジのミタパンは狼狽

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2016年11月19日 18:41  リテラ

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リテラ

上・テレビ朝日『モーニングショー』番組ページより/下・フジテレビ『直撃LIVE グッディ!』番組ページより

 朴槿恵大統領の親友・崔順実(チェ・スンシル)容疑者による国政介入事件は、収まるどころかさらなる疑惑が次々浮上、混乱に拍車をかけている。とくに若者の怒りに火を注いだのが、崔容疑者の娘のコネ入学問題だった。



 2014年に超名門校である梨花女子大体育学科に入学した崔容疑者の娘だが、これが裏口のコネ入学だったとして大きな批判が噴出。さらに高校3年生の時にはたった17日しか登校しなかったが優秀な成績で卒業したことなど不正が次々と暴露されている。

 

 この一件に韓国以上に熱狂しているのが日本メディア、とくにワイドショーだ。今月17日には、韓国で日本のセンター試験にあたる「大学修学能力試験」が行われたこともあり、このコネ入学問題を各局一斉に大きく取り上げた。



 その内容は、韓国の激烈な受験戦争の現実を指摘しつつ、一方で韓国が一部の金持ちやコネのある人間しか一流企業に入れないコネ社会、ひどい格差社会であることを強調。親の財力や立場を利用した崔親子を「卑劣」と徹底的に糾弾するものだった。



 しかし、ワイドショーにこんなことをエラソーにいう資格があるのだろうか。そもそも、日本のテレビ局だって、出演者から局員まで、親の地位やコネを利用して小さい頃から特別扱いを受けてきた連中がわんさかいるではないか。いわば、韓国コネ社会批判は、壮大なブーメランなのだ。



 実際、そのことに自覚的な人間もいた。それは"ミスタージャイアンツ"長嶋茂雄を父に持つ長嶋一茂だ。



 18日放映の『モーニングショー』に出演した一茂は、崔容疑者の娘が17日しか登校しなかったことを紹介する羽鳥慎一の言葉を遮ってこうコメントをしたのだ。



「俺と似てる、俺ね1年の時、学校に2回しかいってない。2日だけ」





 慌てる羽鳥、しかし一茂はさらにこう続けた。



「コネというと、俺のことのように聞こえるんだよね」



 その後も、一茂は自らのコネ問題に言及しようとしたが、羽鳥に遮られ終わってしまった。続きが是非聞きたかったが、一茂がほとんど学校に行っておらず、それでも単位が取れていたという話は昔からよくささやかれていた。



 ようするにブーメランに耐えられず、自ら告白してしまったということだろうが、この韓国コネ社会報道では、もうひとり、不審な行動を見せた人物がいた。それが17日放映の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)でのミタパンこと三田友梨佳アナだ。



 この番組ではこの日、やはり韓国の国政介入問題に加え、コネ入学の実態と受験の模様などが特集され、受験生やその母親のコネ入学に対する怒りの声を紹介するVTRが流された。



「お金のある人たちは塾に行かせたり、高い家庭教師をつけていますが。全員が平等ではないから大変です」(受験生の母親)

「お金のある人は簡単に上がっていく」(女子高生の受験生)



 そしてVTRは「親の財力が子どもの学力、そして将来まで決めてしまう」と締めくくられた。



 ところがこのVTRの間、ミタパンの様子が明らかにおかしかった。通常なら頷いたり、VTRを熱心に見ているはずの三田は、しかし、気まずそうな表情で目をそらす。



 さらにVTRが終わり、画面がスタジオに移ると司会の安藤優子と高橋克実がこんな会話をしている。



「ただ親の財力が子どもたちの学力にある程度影響を及ぼすは決して韓国だけでなくて日本でもそういう面もありますよね」(安藤)

「親の財力でそういうところに入っても、その人自身にとっていいことなのか。人間形成にとって全然いいことじゃないと思いますね」(高橋)



 すると三田の異変はさらにひどくなっていった。この間、ほとんど会話に入ることもなく、下を向き続ける。まるで具合が悪く、倒れてしまうのではないかと思うほどだった。





 三田は2015年5月に体調不良により休養していることから、再び体調不良になったのかと思ったが、しかし話題が韓国から別のものに移ると、再びいつもの元気な様子に戻った。



 これはどう考えても、韓国の格差社会、コネ社会の話題に耐えられなかったからだろう。父が明治座の社長で老舗料亭のお嬢様である三田自身がコネ入社かどうかはわからないが、少なくとも自分の同僚たちに、親の財力や地位を使って入社したコネ社員がごまんといる。そのブーメラン状態が彼女を狼狽させたのではないか。



 もともと、テレビ局の就職試験は高倍率の難関であることで知られるが、一方で政財界、著名人の2世などのコネ入社が多い。その傾向がとくに顕著なのがミタパンのいるフジテレビだ。



 今年、フジテレビにアナウンサーとして藤井フミヤの長男・弘輝が入社し、『めざましテレビ』レギュラーに抜擢されたことは大きな話題になった。弘輝は採用試験が始まったばかりの入社の1年近く前から"コネ入社が決定した"と噂が広がっていたほどだが、他にも陣内孝則の長男、高橋英樹の娘・真麻はもちろん、俳優・宇津井健やミュージシャンのムッシュかまやつの長男など芸能人の子息が入社したケースは数多い。



 また大物政治家の子息が多いのも特徴だ。たとえば、中曽根康弘元首相の孫(長女の息子)や、故・中川昭一氏と中川郁子衆議院議員の娘、また14年には安倍首相の甥にあたる岸信夫外務副大臣の次男、さらには安倍首相の側近で現閣僚の加藤勝信内閣府特命担当大臣の娘もまたフジテレビに入社している。



 他にも大物財界人やスポンサー筋の子弟を含めれば "コネ入社""2世入社"がうじゃうじゃいるのだ。



 フジの内幕をルポした『フジテレビ凋落の全内幕』(中川一徳+伊藤博敏+安田浩一+窪田順生+林克明ほか/宝島社)には、"フジの天皇"といわれる日枝会長が、権力基盤を固めるため最大限に利用したのがコネ入社だったと書かれている。同書ではフジの元人事担当幹部がコネ入社の実態を証言するくだりも登場するほどだ。



〈1万人受験して30人採用のところ、成績が9000番台の者が平気でコネだけで入社してくる。毎年、少なくない人数になるし、現実に不祥事を起こす率も高い。さらに怖いのは、年数が経てばそういった人物がそれなりのポストに上がっていくことで、組織に与える打撃も大きくなる〉





 もちろん、これはフジだけではない。程度の差こそあれ、すべてのテレビ局でやっていることだ。政治家や財界人、芸能人の2世社員もかなりいる。



 しかし、テレビ局はお隣の韓国のコネ社会については糾弾しても、自分たちのこうした体質をただすつもりはまったくない。前述した『モーニングショー』で一茂の発言を終わらせる際、羽鳥はこうつぶやいた。



「一茂さんはいいでしょう。(コネを駆使)しても。みんな納得しますよ」



 そう、お隣の韓国のコネは許されないが、自分たちのコネは「みんなが納得しているから」いいらしい。これ、崔容疑者の娘の「親を恨め、金も実力だよ」と発想がほとんど変わらない気がするのだが......。

(林グンマ)


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