自分の顔で気になるところ「肌」「ほうれい線」が多数
自由が丘クリニック 古山登隆理事長
「人は見た目が9割」という新書がベストセラーになるほど、外見が与える影響には大きいようです。アラガン・ジャパン株式会社が全国20〜60代の女性1035人に対して行った調査によると、95%が「見た目の美しさは女性にとって重要」と回答しました。同社は、ヒアルロン酸使用軟組織注入材「ジュビダームビスタ(R) ボリューマ XC」が厚生労働省からの製造販売承認を取得したことを受け、11月30日に都内で新製品発表会を開催。自由が丘クリニックの古山登隆理事長が講演したほか、特殊メイク・特殊造形アーティストのJIROさんによるメイクのデモが行われました。
30歳を過ぎると、骨の吸収・損失が生成を上回るようになり、目の周りのくぼみが大きくなったり、額が平になったり、あごが低くなったりするという古山先生。これにより顔全体のバランスが変わり、老けた印象や疲れた印象を与えるようになってしまいます。これまで、老化といえばしわなどの線が注目されがちでしたが、顔全体のバランスが変わることによる陰影の変化も考える必要があるそうです。前出の調査でも、「自分の顔の気になる部分」として、多数を占めたのは、肌のきめや毛穴(69%)、ほうれい線(62%)で、頬(たるんでいる:39%、こけている:9%)・あご(18%)・こめかみ(3%)を気にしている人は少数でした。
見た目の美しさを構成する「5つの要素」とは?
メイクアップアーティスト JIROさん
JIROさんによるメイクのデモでは、加齢に伴う顔のたるみや骨格の変化を陰影で巧みに表現。わずか30分たらずで、モデルの顔を右半分だけ80代の老婆に大変身させ、会場を驚かせました。
見た目の美しさを構成する要素として、「若々しい輪郭」「バランスのよい位置」「パーツとしての美しさ」「美しい曲線」「左右対称」を挙げた古山先生。ところが、これらの要素は加齢によって次第に失われていくといいます。年をとることで、ボリュームの減少と下垂や拘縮といった、いわゆる「枯れる」ことによる、上下左右のバランスの崩れや形の変化、影が出るなどの色調の変化が起こり、見た目の美しさが損なわれる、とのこと。近年では、自由診療であるものの、年齢とともに失われるボリュームを補う方法も登場。選択肢が広がっているといえそうです。(QLife編集部)
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