バッグブランド「ヤーキ(YAHKI)」が好調だ。2014年春夏シーズンにデビューし、売上高は2015年が前年比50%増、2016年は40%増と右肩上がりで推移。買いやすい価格帯でありながらも洗練されたデザインで、スタイリストからも"旬のバッグブランド"として注目を集めている。
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「ヤーキ」は、ピーク時に上代ベースで年間20億円を売り上げた人気バッグブランド「トレ(TRES)」のデザインを手がけていた永田順子と永田雄二郎のユニットによるバッグブランド。永田順子がデザイナー、永田雄二郎はディレクターを担当している。シンプルでベーシックな中にトレンドや遊び心など女性デザイナーならではの細やかな感性を反映させたデザインが特徴で、旅を通じて得たことをインスピレーション源に制作活動を行っている。
同ブランドの販売・卸を手がけるショールームセッション(showroom SESSION)の上杉文弥CEOは、ブランド創立時に他のブランドにはない「時代に合ったバッグ」が必要と考え、同ブランドを立ち上げたという。「プレーン」「クリーン」「マニッシュ」をキーワードにしたデザインが多くの女性の心を掴み、デビューから2年で年間売上高は6億円。価格帯も1万円台〜2万円台と、市場を意識した設定も好評だ。現在80店舗弱に卸しており、今後は都心部での販路は広げず店舗ごとの売上を伸ばしていく方針。2017年は8億円の売り上げを目指している。
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