許斐剛いわく「ギャグ漫画に初挑戦☆」 新作『頭突け!! 横浜謳歌高校XXxX部』が許斐ワールド炸裂しすぎ!!

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2016年12月12日 20:11  おたぽる

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おたぽる

「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!



「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2017年2.3合併特大号の表紙は、来年20周年を迎える『ONE PIECE』の“仮装”をした「ジャンプ」作品の主人公たち。そして、巻頭カラーは『ハイキュー!!』。同作といえば、映画のポスターっぽいイラストシリーズ「なんちゃって映画ポスター」がファンの間で人気を集めているが、今回なんと『シン・ゴジラ』と公式コラボ。ポスターには、「現実 対 虚構。」をもじった「排球 対 虚構。」(もちろん明朝体)の文字と共に、ゴジラに立ち向かう日向翔陽が描かれている。



 そんな今号の「ジャンプ」で話題騒然となっているのは、『テニスの王子様』許斐剛の新作読み切りマンガ『頭突け!! 横浜謳歌高校XXxX部』。先週の予告では、主人公らしきキャラが黒塗りにされたボールを持っていること以外は謎に包まれていたが、読んでみると表紙にある「This is NEW 許斐剛 World」の文字の通り、許斐剛の世界が炸裂しまくっている作品だった。



 不良の菩薩坂エイリは、ひょんな出来事からヘディング星の王子を救ってしまったことで、「丸いものを見るとヘディングしたくなってしまう体」になってしまう。なお、エイリは不良なのに投資の才があるようで、カツアゲをする不良に投資を教えている模様。そのおかげで、地べたに置いたパソコンを眺める不良たちに向かって「やっているな… NISA」と言う秀逸なシーンが生まれている。ちなみにこの設定は本編とはあまり関係がなく、わりと謎設定である。



 そんな時、“缶倒しゲーム”でカツアゲをしているテニス部の情報を聞きつけて、エイリはテニス部を成敗しようと向かうのだが、なぜが「へディス部」に着いてしまう。へディスとは実際にあるスポーツで、簡単に言うと「ヘディング版卓球」。“ヘディング病”のカイリはへディスに魅力を感じすにはいられず、王子に鍛えられたヘディングで弱小の部を救っていくというストーリー。



“缶倒しゲーム”でカツアゲといえば、『テニスの王子様』のネタを思い出す人も多かっただろうが、本作にはお笑い芸人の永野にそっくりのキャラが登場するパロネタも。許斐剛は目次にて「ギャグ漫画に初挑戦☆」と言っていたが、この雰囲気や独特なノリは『テニスの王子様』や往年の名作『COOL - RENTAL BODY GUARD -』でも味わったような……?



 現在「ジャンプSQ.」で『新テニスの王子様』を連載中の許斐が「ジャンプ」で作品を発表するのは、11年と13年に掲載した『Moon Walker LTD.』シリーズ以来。しかし、Twitter(@konomi_takeshi)によると、「週刊と両立する約束で実は『新テニ』始めましたので、今でも実は週刊少年ジャンプの作家ですよ」「週刊にいつでも戻れるように週刊の様な数話に分けた形式で月刊連載もしているんです」とのこと。もしかすると、『新テニスの王子様』が「ジャンプ」で連載される可能性もある……ということだろうか。できれば、『頭突け!! 横浜謳歌高校XXxX部』の続編も読みたいが!
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)


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