「グリーナリー」は、フレッシュで爽やかさのあるイエローグリーン。パントン・カラー・インスティチュートのエグゼクティブディレクターを務めるリアトリス・アイズマン(Leatrice Eiseman)は、同色について「自然を想起させる色であり、社会的にも政治的にも複雑な世の中にいる私達に希望をもたらしてくれる色」とし、「2017年春夏シーズンは多くのファッションブランドがこの色を用いたデザインを発表した。差し色としてファッションにも取り入れやすい」と話した。
パントンは、2000年から毎年12月に「Color of the Year」を発表しており、今年で18回目を迎えた。ファッションや美容、インテリア、社会経済など多彩な領域を綿密にチェックし、翌年のテーマカラーを選定。「Color of the Year」として発表された色は、ファッションから家具、プロダクトデザインまであらゆる業界における製品開発や購入決定に影響を及ぼしてきたと言われる。なお、2016年はパステルカラーの「セレニティー」と「ローズクォーツ」が選ばれていた。