中川大志、永野芽郁、浦上晟周…『真田丸』キャストの中で光った「2017年ドラマ&映画界の顔」

0

2016年12月22日 11:20  日本タレント名鑑

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日本タレント名鑑

写真

今月18日に最終回を迎え、大きな反響を呼んだNHK大河ドラマ『真田丸』。その後もネット上では“真田ロス”の声が収まらないなど、近年稀に見る盛り上がりの大河ドラマだったといえます。真田信繁(幸村)を演じた堺雅人さんはもちろん、その父親・昌幸役の草刈正雄さん、豊臣秀吉役の小日向文世さんらの多くの“真田丸俳優”が話題になりましたが、そんな芸達者ぞろいのキャスト陣の中で、キラッと光った3人の若手キャストに注目しました。

視聴率も絶好調!目が離せない大河ドラマ『真田丸』大ヒットの要因を探る!

“注目の若手イケメン”から成長 「秀頼」役で幅広い層に支持を広げた中川大志

まず『真田丸』終盤のストーリーで強い印象を残したのは豊臣秀頼役を演じた中川大志さん。秀吉の息子として生まれ、20代になり利発に育ったという秀頼に、端正な顔立ちの中川さんはぴったりのイメージでした。

中川さんは、小学生の時にスカウトされて芸能界入り。一躍注目され始めたのは、高視聴率で話題になった2011年放送のドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)。物語の舞台となった「阿須田家」の長男役を演じました。その後、ドラマ『GTO』(関西テレビ・フジテレビ系)、『夜行観覧車』(TBS系)、『今夜は心だけ抱いて』(NHK)などのドラマに出演。2014年の『水球ヤンキース』(フジテレビ系)に出演した頃からは、次世代イケメン俳優の一人として人気が上昇し、2015年から広瀬すずさんと共演している『シーブリーズ』のCMでの爽やかイケメンぶりでも女子中高生を中心に高い人気を集めました。またドラマ『南くんの恋人〜my little lover〜』(フジテレビ系)では主人公・南くん役を演じました。

そして2017年は『きょうのキラ君』『ReLIFE』と2本の主演映画の公開が予定されています。今年公開の『四月は君の嘘』同様、漫画原作の実写化作品ですが、まるで少女漫画から抜け出したような爽やかイケメンぶりは、『四月は〜』で共演した同じ事務所の山崎賢人さんと並んで、今後も漫画原作の実写作品の主演候補に挙がりそうです。

さらに今回の秀頼役で役者としての評価を上げ、学園もののイケメン役だけにとどまらず、幅広い役柄を演じることが期待されます。

これまでは同年代女子からの人気が主だった中川さん。『真田丸』では母親・茶々(竹内結子さん)から寵愛を受ける様子が印象的でしたが、そのナイーブなたたずまいは、母親世代の女性からも大きな支持を得そうです。ちなみに中川さんは、NHK大河ドラマには『江〜姫たちの戦国〜』『平清盛』にも出演しています。

「千姫」役の永野芽郁は2017年公開の映画が続々 高校生世代で注目度No.1女優

その秀頼の正室で、徳川秀忠(星野源さん)の長女・千姫を演じたのが永野芽郁(めい)さん。出番は決して多くはありませんでしたが、大坂の陣でカギを握る人物として印象を残しました。どこかはかなげな印象の千姫のイメージと永野さんはとても合っていて、日本人的な薄口の顔立ちの美少女は江戸時代に生きた少女役にはまっていました。

永野さんは現在17歳。もともと子役として活躍すると同時に、ローティーン向けファッション雑誌『ニコ☆プチ』『nicola』のモデルとしても活躍していましたが、その存在が注目されたのは、2015年に公開された、鈴木亮平さん主演の映画『俺物語!!』でヒロインを演じたことでした。

今年に入るとフジテレビ月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』に出演、そして『こえ恋』(テレビ東京)で連ドラ初主演を果たしました。

上記の作品は主に若者向けでしたが、『カルピスウォーター』など多数のCMに出演。最近では深田恭子さん、多部未華子さんとともに三姉妹役を演じる『UQモバイル』のCMも大量オンエア、同時に『真田丸』出演で一気に幅広い層へ認知されるようになりました。

そして2017年は、主演映画『ひるなかの流星』が3月に公開されるのに続き、『PARKSパークス』『帝一の國』『ビーチガール』と、出演映画の公開が続々と予定されており、いよいよ女優として飛躍の年になりそうです。永野さんは高校生世代の女優では、そのみずみずしい存在感や、高校生らしいナチュラルな演技などに定評があり、この世代のトップランナーの一人と目されています。今後も学園ものの作品での主演候補になると思われますが、一方で大人っぽい役どころにも期待したいところです。

大坂の陣で活躍した信繁の息子「大助」役で注目  子役からの成長を見せた浦上晟周

最後は信繁の嫡男・大助役を演じた浦上晟周さん。大坂冬の陣序盤での活躍が印象的、そして最終回で信繁と行動をともにすることを望むものの突き放される、親子の愛情に満ちたやりとりは涙を誘いました。

浦上さんは小学生の頃から子役としてドラマを中心に活躍していますが、注目されるきっかけになったのは、櫻井翔さん主演のドラマ『家族ゲーム』(フジテレビ系)にて沼田家の次男・茂之役を演じたことでした。その後も『◯◯妻』(日本テレビ系)などのドラマに出演。子役からの芸歴も豊富でしっかりとした演技力に定評があります。

現在は17歳になり、かつての子役っぽい雰囲気から精悍な顔立ちの少年に成長。『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)の“胸キュンスカッと”のコーナーに度々登場し、視聴者をキュンキュンさせています。

これから男性としても、役者としてもこれからますます大人っぽく成長し、一歩成長した演技を見せてくれる姿にも期待したいです。

中川さん、永野さん、浦上さん、いずれも2017年のドラマや映画、CMではますます顔を見る機会が増えていきます。ぜひ注目しておきたいところです。

文/田中裕幸

    ニュース設定