小島秀夫が登壇 ゲームと複合現実の研究会「ゲーム的リアリズム2.0」

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2016年12月28日 18:01  KAI-YOU.net

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小島秀夫が登壇 ゲームと複合現実の研究会「ゲーム的リアリズム2.0」
横浜国立大学教授の室井尚さんが主催する研究会「ゲーム的リアリズム2.0 バーチャルリアリティからポストリアリティへ」が、2017年2月11日(土)に神奈川県・ヨコハマプラザホテル5Fにて開催される。

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現在、先着順でメールによる予約を受け付けており、入場は無料。コメンテーター/発表者として、「メタルギアソリッド」シリーズの開発者として知られるゲームデザイナー・小島秀夫さんが登壇する。

仮想現実(VR)と拡張現実(AR)を経て、複合現実(MR)の時代にいたった現代において、ゲームがいかに文化的・社会的に作用していくのかが、世界屈指のクリエイターや研究者らと共に考察される。

「ゲーム的リアリズム」の再定義と再提起


研究会のタイトルにもなっている「ゲーム的リアリズム」とは、哲学者/批評家の東浩紀さんが著書『ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2』で打ち立てた概念。

何を「リアル」だと捉えるのかが細分化してしまった現代において、ゲームや小説をはじめとするフィクション作品で受け手にリアリティだと思い込ませ、リアリティを成立させるための創作技法や態度を指す(ループや選択肢といったゲーム的な手法を物語に織り込む等)。

今回の研究会では、新たにその「ゲーム的リアリズム」を再定義/再提起し、「ゲームだけが可能にするようなリアリズムがあるとしたら、どのようなものなのか」が考察されるという。

2016年は、『Pokemon GO』の世界的流行や、PlayStation VRの発売など、これまで研究されてきた新たな現実認識を起こすVRやARの技術が一般消費者まで浸透した年だったといえる。

現実空間と仮想空間が混合され、まさに複合現実をむかえた今、ゲームはいかなる現実/虚構を実現していくのだろうか。研究者やゲーム業界の人以外にとっても、注目の研究会となりそうだ。

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