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「第90回キネマ旬報ベスト・テン」日本映画部門第1位に輝くなど、63館という小規模の上映からスタートしたにもかかわらず大きな広がりを見せている今作。番組では、戦時下の日常を描いた今作がなぜ現代の人の心を打つのか──そのメッセージを読み解いていくという。
9週連続TOP10入りの人気作『この世界の片隅に』
片渕須直監督による『この世界の片隅に』は、2016年11月に公開されたアニメーション映画。3,000人以上から3,900万円以上もの制作資金を集め、6年の歳月をかけて完成した意欲作だ。
かつての能年玲奈さんが「のん」と改名後、声優に初挑戦したことや、アニメファンからの信頼が厚い片渕さんの新作ということもあり、一部から注目を集めていたが、公開当初はこれほどまでの広がりはなかった。
しかし、次第にのんさん演じるすずさんの何気ない日常がSNSや口コミで反響を呼び、全国映画動員ランキングでは9週連続TOP10入りを果たし、つい先日は、『シン・ゴジラ』や『君の名は。』をおさえ、前述の「第90回キネマ旬報ベスト・テン」日本映画部門第1位に選ばれた。