雪の中動けなくなった飼い主 愛犬の必死の鳴き声が命を救う(米)<動画あり>

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2017年01月16日 21:12  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

飼い犬に命を助けられた男性(出典:https://www.youtube.com)
新しい年を迎えるにあたって、大晦日の夜を楽しく過ごした人ばかりではなかったようだ。米ミシガン州のある男性は、その日の夜に瀕死の事故に遭った。しかし男性を救ったのは、他の誰でもなく彼の愛犬だった。飼い主への強い絆がうかがえる愛犬の心温まるニュースが、『aol.com』など複数のメディアで伝えられている。

【動画を見る】

12月31日大晦日の夜10時半頃、ボブさんは自宅で寛ぎながらアメリカンフットボールの試合をテレビで見ていた。しかし暖炉の薪が足りなくなったために、外にある薪を取ろうとした矢先、凍っていた地面に足元を滑らせて転倒してしまった。

その拍子でボブさんは首の骨を折る大怪我をしてしまう。身動きできなくなったボブさんは、必死で助けを呼んだ。だがボブさんの隣の家は400メートル先にしかなく、ボブさんの必死の叫びも虚しく空気に乗って消えていくだけだった。

そこへ救世主が現れた。飼い主の声を聞きつけた愛犬のゴールデン・レトリバー“ケルシー”が倒れているボブさんのもとに駆け寄り、励ますようにボブさんの顔や手を舐め続け、助けを求めて吠え続けたのだ。

夜が深まるにつれ気温は下がり、身動きできなくなったボブさんの体温は21度にまで下がってしまった。しかしケルシーは、ボブさんのそばを片時も離れることなく手や顔を舐めながら必死で吠えていたという。

ボブさんの気力が次第に弱っていく中で、ケルシーは諦めなかった。そして1月1日の夜6時半頃、隣家の住民が卵を借りにボブさんの家にやって来た時に意識を失って外で倒れているボブさんに気付いた。ボブさんとケルシーは20時間も凍える寒さの中で闘い続けたのである。

その後、病院へ搬送されたボブさんは低体温症と椎間板ヘルニアになっていたために手術を要したが、幸いにも凍傷にまで至らず手術も無事に成功した。現在はリハビリセンターで集中的にリハビリをこなしているという。

13日に『InsideEdition.com』のインタビューを受けたマクラーレン・ノーザンミシガン病院の神経外科医であるカイム・コーヘン医師は、「ボブさんは回復が早くて驚きました。愛犬がボブさんを温め続けていたおかげで命が助かったのでしょう。全て順調にいっていますよ」と話している。

YouTubeの動画には、ボブさんの顔を舐めるケルシーの姿がある。命を救ってくれたケルシーとボブさんとの絆は、これからもより一層強くなるに違いない。



出典:https://www.youtube.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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