朝にすべき心を整える10分間の習慣とは?

75

2017年01月18日 23:03  新刊JP

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

新刊JP

朝にすべき心を整える10分間の習慣とは?
朝、出勤前にコーヒーの1杯でもゆっくり楽しみたいところ。しかし、実際はバタバタと慌ただしく準備をして出掛けることになってしまう。

これでは、運も逃げていってしまうだろう。1日の始まりである朝を充実させ、その日1日を整った心と身体の状態で過ごすことで、幸運を手にする準備をしていることになるからだ。

そう述べるのが、『幸運は、必ず朝に訪れる』(秀和システム刊)の著者である禅僧・庭園デザイナー・作家の枡野俊明氏だ。

本書では、禅の考え方を基に、朝を充実した時間にするための朝にまつわる「超」シンプル開運術を紹介している。

■なぜ朝を変えるべきなのか?

では、そもそも朝とは、どんな時間なのか。

一般的に、朝はとにかく忙しく、慌ただしいという先入観があるかもしれない。だが、枡野氏は、朝こそ多彩な使い方ができる時間であろうと述べる。

寝る前に悩みがあったとしても、身体を休めることで起きたときには少なからず心が解放されているもの。

つまり、心も身体もリフレッシュされて新しくなっているのが朝という時間だというのだ。

朝の時間の使い方が変われば、1日の流れが代わり、生活スタイルも変わる。それは、人生を好転させることや幸運を引き寄せることに直結していると著者。

禅には「善因善果、悪因悪果」という言葉がある。これはよい因縁を結べば、よい結果がもたらされ、悪い因縁を結べば、悪い結果がもたらされるということだという。

朝、30分だけ早く起きて、朝を活かすための時間を作りだす。朝を有意義に過ごすことは、「善因」の最たるもの。1日30分を活かせば、1年間では180時間を活かすことになる。そうした積み重ねが、自分を変える、自分を高める可能性につながるのだ。

■朝にする「10分程度の掃除」「10分の坐禅」で心を整える

では、朝の時間をどう過ごすのがよいのか。

例えば、「10分程度の掃除」をするというのが挙げられている。毎朝、生活空間のエリアのうちどこか1カ所だけ掃除をするのだ。

生活空間を綺麗にすることは心を整える大前提。

また、もう1つは、「椅子に座って10分間、坐禅する」こと。「調身」「調息」「調心」が、坐禅の三要素。意味は、姿勢を整える、呼吸を整える、心を整える、ということ。

これら3つは深く関わり合っていると著者は言う。姿勢を整えると、呼吸が整い、呼吸が整うと、心が整う。そういう関係にあるのだ。また、深呼吸をして朝の日光を浴びる。シンプルだが朝に定着させたい習慣の1つである。



「その日がどんな1日になるかは、朝で決まる」と、枡野氏は本書の中で言い続けている。

朝、バタバタと忙しく過ごしてしまっているという人は、30分だけ早起きをして、朝の時間を自分の時間に使ってみてはどうだろう。1日の過ごし方、気分も変わるはずだ。

(新刊JP編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • 毎朝20分くらいトイレに籠る。心と頭と体を整える。ある意味。座禅。
    • イイネ!7
    • コメント 2件

つぶやき一覧へ(22件)

前日のランキングへ

ニュース設定