ドナルド・トランプ大統領、アンチ派のデモ行進に言及　参加したセレブ達を批判も

先日、マドンナ、スカーレット・ヨハンソン、ケイティ・ペリーら大勢のセレブ達が抗議デモ「ウィメンズ・マーチ」に参加。そこでマドンナらが集結した人々に向け演説し、ドナルド・トランプ政権の方針に屈しないという強い意志を表明した。それを見たトランプ大統領は、このほど自身のTwitterを更新。参加したセレブ達への批判などを綴っている。

Twitterを更新したドナルド・トランプ大統領は、女性達の抗議デモについてこのように書き込んだ。

「昨日の抗議デモを私も見た。選挙は終わったばかり。私はそう思っていたんだがね！　この人達は、なぜ投票しなかったのだろう？　セレブ達は、大義を台無しにしている。」
「平和的なデモは、我々の民主主義の特質だ。私は常に同意するわけではないが、人々が自らの考えを表現する権利は認めている。」

「まさか勝つことはないだろう」とも囁かれたトランプ氏だが、強敵ヒラリー・クリントン氏を破り大統領に就任。なのに「なぜ今さらこのようなデモを？」と苛立ちを禁じ得なかったトランプ大統領は、冷めた目でデモの様子を確認したもようだ。

ちなみに今回のデモには膨大な数の女性達が集結。「壁なら国境にではなくトランプの周りに建設せよ」「トランプはホラ吹き」などと書いた紙を持ち抗議したが、その後はその紙をトランプ氏のホテル前に大量に放置して解散している。それにより怒りの大きさを表現したかった参加者たちだが、トランプ大統領の支持者たちはFacebookなどで「権利ばかりを主張して、不要になった紙を放置して去るとは呆れた奴らだ」と強く非難した。

まさに「アンチ・トランプ vs トランプ支持者」に割れた形のアメリカだが、今後トランプ大統領はどのように国民をまとめ“偉大なアメリカ”再建を実現していくつもりなのか。トランプ氏率いる新政権に各国メディアも高い関心を寄せ、その動向を注視している。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）

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