口論になり、カッとなって妻を絞殺した夫。その後、妻になりすましてFacebookに投稿し、果ては自殺を試みて寸前に逮捕というなんとも身勝手な事件が米メディア『Inside Edition』や『Washington Post』などで伝えられた。この夫婦には2人の幼い子供がいるという。
殺した妻になりすまして、堂々と妻のFacebookを更新し、コメントの返信までしていたのは米フロリダ州オーランドに住むジョージ・ジョセフ・マックシェーン容疑者(42歳)だ。
マックシェーン容疑者は7日の夜中3時半頃、妻のクリステンさんと口論になった。カッとなってクリステンさんの首を絞め殺害した後、遺体をそのままベッドに置いたまま朝11時ごろにクリステンさんのFacebookアカウントにログインした。
そしてマックシェーン容疑者はクリステンさんのふりをして「私って信じられないぐらいドジだわ。トイレに携帯電話を落としてしまったの。電話を修理するまで、何か連絡あればここにちょうだい」とクリステンさんの不在を怪しまれないように書き込んだ。
さらにクリステンさんのプロフィールの写真を二度更新したり、電話修理の方法を伝えてくれた友人に対してもマメに返信をするなど、完全にクリステンさんになりすましていたという。
しかし電話で連絡が取れなくなったクリステンさんの家族は、彼女の身に何かあったのではないかと心配していた。クリステンさんが殺害されて数日後の10日にオーランドの警察がマックシェーン宅を訪れると、マックシェーン容疑者は自宅ガレージでエンジンをかけたままの状態で車の中にいたという。この件については、同容疑者は
自殺を図ろうとしていたと警察側は推測している。その後、警察が自宅を捜査したところ、寝室のベッドで毛布がかけられた状態で死亡していたクリステンさんを発見した。
現在、マックシェーン容疑者は家庭内暴力の果てに妻を絞殺した第二級殺人罪で起訴されている。
なおクリステンさんには2人の子供がいた。うち男児は遺伝性疾患を患っているという。その治療に高額な費用がかかるため募金が呼び掛けられており、寄付金サイト「GoFundMe」には9,727ドル(約110万円)が集まっている。
出典:http://www.insideedition.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)