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お薬カレンダーが“進化”、スマホに服薬情報表示

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2017年01月27日 12:02  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

普及に向けて実証試験をスタート


画像はリリースより

 急激な高齢化に伴い、在宅医療を受ける高齢者数が急増しています。厚生労働省の調査によると、往診をのぞいた65歳以上の患者数は約62万人(2014年)で、2008年の約2.4倍に増えています。高齢者が住み慣れた家や地域で暮らし続けられるようにと、国は「地域包括ケアシステム」の構築を進めており、自宅で医療を受ける在宅医療はその要ともいえるでしょう。

 在宅医療で重要となるのが、薬の服用や残薬管理です。同居する家族がいれば、家族が薬を管理することもできますが、高齢者世帯や一人暮らしの場合は管理が難しくなります。後者の場合、服用状況の把握は、患者の自己申告や訪問時の事後確認など“不確実”な情報に頼らざるを得ません。その結果、誤った情報に基づいて、本来は必要ない薬を追加したり、逆に薬が残ったりするケースも考えられます。

 そこで、神戸大学医学部附属病院、株式会社アインホールディングス、大日本印刷株式会社の3社が共同で、患者の服薬状況を客観的に確認できる「服薬管理カレンダー」の開発と、普及に向けた実証実験を始めました。

モニタリングシステムを活用

 在宅医療で使われている「お薬カレンダー」をベースに、試作品を製作。カレンダーには曜日ごとに朝・昼・夕食後・就寝前の4つのポケットがあり、各ポケットに1回分の薬を入れます。患者がポケットから薬を取り出すと、ポケットの位置と日時が裏面に印刷された回路に記録され、NFC搭載のスマートフォンなどをかざすことで情報を読み取り、スマートフォンの画面に表示される仕組みです。

 システムは、大日本印刷が開発した「DNPモニタリングシステム Your Manager」を活用。このシステムは、電子モジュール内蔵の生活チェックカードのボタンを押して生活習慣を記録し、専用のカードリーダーで読み取れるようにしたものです。カレンダーは、各ポケットが電子モジュールの端子とつながっており、薬の使用状況がわかるようになっています。

 実証試験は、アイン薬局夕張店(北海道夕張市)で訪問薬剤管理指導を受けている患者10人を対象に、2017年1月から3月まで実施。検証結果を蓄積して、より使いやすい服薬管理カレンダーの開発につなげていきます。開発に当たった3社は「服薬管理カレンダーは活用されて初めて役に立つものであり、普及に向けて、製品化と販売、供給体制の整備を行っていく予定です」としています。(菊地 香織)

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