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認知症の早期診断に向け、北大と日立が“タッグ”

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2017年02月09日 12:02  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

新たなMRI検査法の研究開発へ

 認知症の早期診断および検査時間の大幅短縮に向けた新たなMRI(磁気共鳴画像)検査法の研究開発を、北海道大学と株式会社日立製作所が共同で進めることを発表しました。国立研究開発法人日本医療研究開発機構のプロジェクトを受託したもので、2019年3月までに“ハイブリッド撮像法”の開発を目指します。

 北大と日立はこれまでも、医学・工学分野における両者の“強み”を活用し、患者への負担が少ない治療法である「陽子線がん治療システム」など多くの共同開発で成果を挙げてきました。今回は、認知症患者のなかで約半数を占める「アルツハイマー型認知症」の早期診断方法の確立に向けて、本プロジェクトを始動しました。

 アルツハイマー型認知症は早期発見することで、投薬などにより症状の進行を抑えられる疾患。現在は、MRIの3次元画像から脳の萎縮の程度を調べる「VBM」による診断が行われていますが、これだけで認知症と確定することは困難です。一方、日立はMRI計測技術のひとつで、鉄濃度定量の分布を解析する「QSM」の開発を行ってきました。同症では脳の特定領域に鉄が沈着し、磁化率変化が生じることが報告されており、QSMとVBMを組み合わせた解析を用いることで、より高い精度の検査が可能になると見込まれています。

撮像時間を10分から5分前後に

 ここで課題となるのが撮像時間です。現在のMRI検査において、VBMに必要な高精細3次元T1強調像とQSMに必要な磁化率強調画像の両方を取得するのに、撮像に10分以上、解析に約20分かかります。撮像中に患者が動くと画質が劣化するため、患者は10分以上静止しなければならず、負担も大きくなってしまいます。

 本プロジェクトでは、時間短縮という課題をクリアするため、QSMとVBMの同時撮像ができる“ハイブリッド撮像法”を新たに開発し、撮像時間を5分前後に短縮したいと考えています。また、解析時間の大幅短縮を目指し、QSMとVBMのハイブリッド解析法も開発するとしています。

 プロジェクトは、北大病院で臨床研究を行いながら進められ、日立はプロジェクト終了後5年以内に、ハイブリッド撮像法を搭載した新たなMRIシステムの製品化と、ハイブリッド解析法のソリューション提供を始めたいとしています。(菊地 香織)

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  • 日立メディコはなぜ東芝メディカルに食指を動かされなかったのか??キヤノンが買収ということに。しかし富士フイルムは激怒してます。
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