『ABC News』などが報じているところによれば、問題の商品はペットフードメーカー「Evanger's Dog & Cat Food Company, Inc.(本社:イリノイ州ウィーリング)」が製造した12オンス缶入りドッグフード『Evanger's / Hunk of Beef』。使用された原材料の牛肉そのものに鎮静剤ペントバルビタールが混入していたことが原因で、FDAは「1816E06HB13」とロット番号があるドッグフードを食べた5匹の犬が体調不良を起こし、うち1匹が死亡したことを公表した。
創業82年の歴史を誇る同社は、公式ウェブサイトなどを通じて「この商品は極めて特殊な牛肉を必要としており、その仕入れ先とは契約を解除しました。『Hunk of Beef』に今後同じ牛肉が使用されることはありません」と説明。小売店の在庫および家庭の保管分についてすべてリコールの対象となることを発表し、商品の代金と送料を全額返金することを約束した。