「ディーゼル(DIESEL)」が、2017年春夏広告ビジュアルを公開した。「MAKE LOVE NOT WALLS(壁を築くのではなく、愛を育もう)」と題し、昨今の世界情勢を踏まえ、問題を提起する内容になっている。
MAKE LOVE NOT WALLSの画像を拡大 今季のテーマは「障壁を壊す愛」。断絶を象徴する壁が、虹色の"ラブ・タンク(愛の戦車)"によってハート型に砕かれ、花や笑顔で溢れる幸せな場所へと変わる様子が描かれており、撮影は米写真家のデビッド・ラシャペル(David LaChapelle)が担当した。ディーゼル創始者のレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)は「恐怖心が原因で世界にさらに多くの壁が築かれ、世界が隔てられていこうとしているこの瞬間に、壁を壊すための鉄球を手にする必要がある」とコメントを発表。アーティスティックディレクターのニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)は「ディーゼルは憎しみに対して強く反対の意を唱えています。愛と共生は、私たち全員が暮らしたくなる社会、そして私たち全員にとってふさわしい未来を創造する上で必要不可欠なもの」と語っている。
なお、トランプ米大統領が米国・メキシコ国境沿いの壁建設を含む大統領令に先月署名したことを受けて、世界各地では反対運動のデモが行われている。
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