数年前に話題の「電動一輪車」が、より小型になって再登場

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2017年02月18日 10:12  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

パーソナルモビリティーに関する記事は、本来なら細心の注意を払わなければならないはずだ。

中には「これさえあれば、通勤にも便利ですね!」と明るい論調で書く日本語メディアもあるが、そもそも我が国日本の道路交通法ではパーソナルモビリティーの日常利用は不可能だ。また、その製品が日本の安全規格に適合しているのかという問題もある。安全マークのない電動アシスト自転車が重大な故障事故を起こすということは、実際に発生している。

だがそうはいっても、「世界にこのような製品がある」というのは紛れもない事実だ。だからそれを紹介しないわけにもいかない。

前置きが長くなったが、本題に入ろう。

重量わずか4kg以下

『Solowheel』という乗り物がある。これは「電動一輪車」と表現すべきもので、数年前は「セグウェイに並ぶ新世代モビリティー」とまで言われたほどだ。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=w2PATMZFEJo]

一見不安定な感じだが、オフロードでも難なく走っている。動画を見る限りでは転倒知らずで、速度も申し分ない。

さて、このSolowheelだが最近その姉妹版というべき製品が『Kickstarter』に登場した。それが『Solowheel lota』である。

見ての通り、前作よりもだいぶ小型化されている。片手で持ち上げられる程度のサイズで、その重量は8ポンド(3.6kg)。だが1,000Wのモーターを搭載し、時速16kmで走ることができる。

キャンペーンは大人気だが…

小型の分だけ、値段も安い。Kickstarterでは1台395ドル(約4万5,000円)で提供されていた。もっとも、この枠はすでに埋まってしまったが。

ただし、くどいようだがこの乗り物を日本の公道で走らせることはできない。Solowheel lotaを運用できる場所といえば、競技場やゴルフ場といった野外スポーツ施設だろうか。いずれにせよ、そこは「広大な私有地」である。

重量にして僅か4kgにも満たない新型モビリティーは非常に魅力的な発明品ではあるが、現時点ではその性能を発揮させられる場は限られている。

【参考・動画】

※ Riding the Solowheel to work – every days obstacle course – YouTube

※ Solowheel Iota: A Mini Personal E-Vehicle – Kickstarter

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