「億」を稼ぐ人は何が違うのか 収入増のために必要な素養とは

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2017年02月21日 18:04  新刊JP

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『年収300万円はお金を減らす人 年収1000万円はお金を増やす人 年収1億円はお金と時間が増える人』の著者、金川顕教さん
程度の違いはあれど、「もっとお金を稼ぎたい」という思いは誰もが持っているはず。
特に今は賃金が上がりにくいと言われる時代ですから、日々の生活が苦しかったり、金銭的なゆとりのなさから将来に希望が持てない人は多いかもしれません。

ただ、何もせずに「お金が欲しい」と願っていても実現しないのは確かなこと。その願いを実現するには自分の何かを変えないといけません。

『年収300万円はお金を減らす人 年収1000万円はお金を増やす人 年収1億円はお金と時間が増える人』(サンライズパブリッシング刊)の著者、金川顕教さんは公認会計士から独立・起業。ビジネスで成功し億万長者になった人物。

今回はそんな金川さんに、年収を上げるために必要な考え方や行動についてお話をうかがいました。

■年収1億を稼ぐ人の「年収アップのためのアドバイス」

――本書では、収入ごとの考え方や行動の違いを解説することで、収入を上げるために何をすべきかが明らかにされています。その一つに「メンター(自分にとってお手本となる人物)」を見つけるというものがありますが、メンターを見つけることの意義はどんな点にありますか?

金川:年収が上がらない理由はいくつもあるのですが、一番に挙げられるのは、周りに年収の高い人や年収がどんどん上がっている人がいないから、やり方がわからないし、もしやり方がわかったとしても「自分にもできる」という実感を持てないことです。

でも、周りに年収の高い人がいて、いつでも話ができる環境があれば、不思議と「年収が上がる自分」というのをイメージできるようになるんです。

環境というのはすごく大事で、親が株で儲けていたら、その子どもは「株はいいものだ」と思うでしょうし、反対に損ばかりしていたら「株は危険なもの」と思うでしょう。メンターもそれと似ています。

――金川さんが「収入が上がった自分」をイメージできた時のことについてもうかがいたいです。

金川:会計士だった頃に、年収3000万円を稼いでいるという人に会う機会があったんです。

僕は当時まだ23、4歳で、年収3000万円というと、「超一流大学を出て、ものすごく頭が切れて、ものすごくスキルが高い超人的な人」というイメージを持っていました。

ただ、実際に会ってみると、そういうイメージとはちょっと違っていたんです。もちろん知識はあるし、すごい人には違いないんですけど、超人的という感じではなかった。

会計士時代に勤めていた外資系の会計事務所には、それこそ超人的に頭の切れる人がたくさんいました。彼らのスピーチを見ては「自分には無理だな」と思っていたのですが、その人からはそういう印象は受けなくて、「案外自分もやればできるんじゃないか」と思えたんです。それが最初でしたね。

――まずはメンターのやることをそのままマネしてみるということも書かれていました。

金川:僕はマネしましたね。

――変に自分の考えを入れないほうがいいという。

金川:まずはうまくいっている人のやりかたをそのままやってみる方がいいのではないかと思っています。

ある先輩が「3匹目のドジョウ戦略」と言っていたんですけど、うまくいっている人のやり方を完全にマネして同じことをやったら、その人の半分は稼げると。

さらにマネをして半分稼いだ人をまた別の人がマネをしても、またその半分は稼げるから、稼ぎたかったら稼いでいる人の服装から話し方から全てマネをしなさいと。この戦略が正しいかはわかりませんけど、まずはマネをしてみて、次からは少しずつアレンジをしていくのがいいのではないかと思います。

――仮に今、金川さんのところに、低賃金と長時間労働で疲弊した人がやってきて、この状況を変えるためのアドバイスを求められたらどんな言葉をかけますか?

金川:よく言っているのは、「今のままでいいんじゃないですか」という話です。

その人は今低賃金で長時間働いているかもしれませんが、何年かその生活を続けられてしまっているわけで、その状況を変えるには明確なモチベーションが必要になります。

それを見える化してもらう意味で、今のままだと何がいけないのか、と問いかけるんです。

――確かに、「将来が心配」とか「体力的にきつい」といったものでは、モチベーションとして漠然としすぎている感はありますね。

金川:そこがしっかりしていないと行動が続かないんですよ。そういう意味でいうと、会社を辞めて無収入になってから相談に来る人はだいたい稼げるようになります。もう行動せざるをえないので。

――今のモチベーションのお話もそうですが、収入を上げるために必要な「才能」があるとしたらどんなものだと思いますか?

金川:さっきの、メンターのお話と重なりますが、お金を持っていたり、仕事がうまくいっている人の言うことを率直にマネできる素直さは、一つの才能だと思います。

それと、現状を捨てる勇気というか、思い切りですよね。考え方や行動を変えれば生活も変わります。悩みを抱えながらもなんとかやってこれている今の生活を捨てて新しいことを始められるかどうか、というのはやはり大きいです。

――最後になりますが、収入の低さに悩んでいる人やお金持ちになりたい人にメッセージをお願いします。

金川:先ほどもお話ししたように、なぜお金を稼ぎたいのかを明確にすること。嫁にあれを買ってあげたいとか、親孝行をしたいとか、具体的でなくてもいいので明確にしておくべきです。

それがわかれば、取るべき行動が決まります。それは仕事を変えることかもしれませんし、もっと他のことかもしれませんが、やるべきことをやるために今いる環境から一歩出てみることが大切です。

いきなり行動を起こせないなら、世の中でうまくいっている人の本を読んだり、その人に会いに行ってみたり、自分とは違う考え方に触れてみるといいのではないかと思います。
(新刊JP編集部)

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  • 人の真似して金稼ごうとかねかね言う人は成功者にはなれない気がするけど。私自身は急がば回れと思って生きてきて、まあそれなり。求められる業務の120%こなせばいんじゃない?80%未満しか認められなくとも120%が自分の素養となる
    • イイネ!18
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