中国・江西省で25日、ホテルと分譲マンションからなる高層複合施設で火災が発生した。2時間以内に鎮火したが少なくとも10名の死亡が確認されている。
高層ビルの火災が伝えられたのは江西省の省都、南昌市にある「HNA Platinum Mix Hotel」。火災は25日午前8時頃に発生し、2階にいた建設業者の作業員10名の死亡が伝えられた。3名が心肺停止の状態で発見され、2階から飛び降りて負傷した1名を含む16名が救急搬送。うち3名が死亡したが、その数は増える可能性があるという。
『shanghaidaily.com』によれば火元は2階。室内装飾用の資材を切断する作業中に火災が発生したといい、警察は関係者7名の身柄を拘束して事情聴取を行っている。このビルは4階までがホテルで24階までがマンションとして使用されていた。ビルは黒煙に包まれたが午前9時40分ごろには鎮火に成功。住民260名以上は避難したため無事であったという。
中国では昨年、
南京市の32階建てのビルで大火災が発生していた。オレンジ色の激しい炎が上の階に向かって馬のたてがみのようにまっすぐに伸びる珍しい現象に人々は震撼。原因は空調設備の不具合であった。
このたびの火災では住民が冷静に避難したことが伝えられたが、欧米ではこのような火災に「テロではないか」との声があがるもの。英ロンドンの「メリルボーン駅」で車両火災が発生した際は数百名が震えながら避難したが、付近一帯の住民までがパニックを起こしたことが伝えられた。
出典:http://www.shanghaidaily.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
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