マリア・グラツィア・キウリは、「あらゆるカラーの中で、唯一ネイビーブルーがブラックにひけをとらず、同様の素晴らしい効果をもたらすことができます」とクリスチャン・ディオールが著作「The little dictionary of fashion」に記していることに着目。性別や年齢、社会的階級において横断的な色であると同時に"ワークウェアの色"としての性質を捉え、モデルには同様のレザーベレー帽を着用したほか、ゆったりとしたパンツや色褪せたシャツといったアイテムを取り入れた。また、1949年の秋冬オートクチュールコレクションで発表された「Chevrier」アンサンブルを再解釈。ジャケットやスカート、ドレス、ケープ、コートといったシリーズとしてデザインし、スポーティで現代的なスタイルに仕上げた。