働く人の選択を電車に喩えて描いた漫画『終点』がTwitterに投稿され、様々な解釈ができ、考えさせられると話題になっている。
『終点』は、映像作品などを創作しているアボガド6さんが1ページで描いたショートストーリー。主人公の女性が乗っている電車の路線は「人生線」。女性は、次の駅「有給」で降りようと立ち上がりドアの前まで行くものの、ほかの乗客の視線に怯み「えへへ…やっぱやめとこう…」と乗り越してしまう。座っているうちに、次の駅「転職」を通り越し、「病院」「失踪」も過ぎ去っていく。そして、誰も居なくなった車内に取り残された主人公は、終点の「人生」にたどり着く。
漫画の制作意図は明かされておらず、漫画の解釈は見た人に委ねられている。このため、Twitterには、有給の取れないブラックな職場環境の比喩と捉える人や、人に流されて自分で選択しなかった人の末路とする解釈など様々な感想が寄せられ、大きな反響となっている。
「選択肢はあるのに実行できない社会の厳しさを表している」
「主人公は有給で降りようとした時、『お疲れ様、ゆっくり休んでね』と言う視線を送ってる人の存在にも気がつくべき」
「人の目を気にする人は自分で自分を悪く思う悪い癖がある」
「他人の目を気にするとかつまらない理由で実行しない怠惰な人生を歩んで、何一つ行動しなかった人の末路」
「自分の好きな道を自分で選ばない奴は他人に潰されて当然だ」
「人に流されたり、自分の選択肢に無関心になると取り返しのつかないことになるっていう教訓ですね」
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