一眼レフを超える日…スマホカメラで「水深100mの世界」へ旅立とう

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2017年03月07日 10:12  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

スマートフォン搭載のカメラは、数年前よりも性能が格段に向上した。

正直言ってしまうと、下手な一眼レフカメラよりもスマホのほうが遥かに役に立つ。これが報道写真ならなおさらで、どうせ撮って出しのJPEG画像だからスマホのカメラでも遜色ないというわけだ。

中にはRAW画像の凝った画にこだわる報道カメラマンもいるのだが、これがロイター通信で問題になった。だからこそこの会社は、「画像はJPEGのみ」という規則を制定したのだ。

それはともかく、現代のテクノロジーは「誰でもカメラマン」という状況を作っている。

海中でスマホ撮影

iPhoneで海中を撮影したいと考える人はいるだろうか?

それも浅瀬ではなく、100mくらいの深度である。そこまで行くとプロダイバーの世界だが、需要が全くないということはないだろう。

iPhoneを海中に持っていく手段は、すでに用意されている。

クラウドファンディングサイト『Kickstarter』に、『LenzO』という製品が登場した。語尾の「O」が大文字になっているが、誤植ではない。

この製品、要は海中撮影用スマホケースだ。じつに水深100mまでの圧力に耐えられるという。

水中でのiPhone操作を可能にする機構も、当然ながら備えられている。LenzOに内蔵したiPhone7でサメを撮影した動画もあるが、「これを本当にスマホで?」と思ってしまうような仕上がりだ。

スマホ撮影の可能性

ここまで来ると、もはやスマホ撮影に限界はないようにも思える。

このLenzOの値段は、Kickstarterでは229ドル(約2万8,000円)。つまり3万円足らずのコストでiPhoneが海中撮影用カメラになる、というわけだ。こうした趣旨の製品が普及すれば、アウトドアレジャーの発展にも直結するはずである。

ジャック・マイヨールの見た世界は、今や我々の身近にあるのだ。

【参考・動画】

※ LenzO®: The Future of Underwater iPhone Imaging – Kickstarter

※ Swiping and Tapping at Tiger Beach with iPhone 7 – 4K – LenzO Underwater Housing – 2016 – YouTube

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