ファッションジャーナリスト増田海治郎が、1985年〜92年に流行したストリートファッション「渋カジ」の歴史と変遷を記録した著書「渋カジが、わたしを作った。」を、講談社から3月9日に発売した。
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1985年、当時のファッショントレンドの主流だったDCブランドに対するカウンターカルチャーとして、アメカジ(=アメリカンカジュアル)に身を包んだ若者集団「チーム」が、渋谷に現れた。渋谷センター街を拠点に、口コミで都内の高校生に広がったファッションは、いつしか渋谷カジュアル=渋カジと呼ばれるようになった。同書は、1985〜87年のアメカジから1988〜89年の渋カジ、1990年〜91年のキレカジ、ハードアメカジ、1991〜92年のデルカジまでの、約7年間にわたるアメカジをベースにしたファッションを「渋カジ」と総称し、その誕生からスタイルの変遷を6章にわたって詳細に記録している。第1章〜第2章で歴史を紐解き、第3章ではチーマー文化を解説。第4章では、女優の田中律子をはじめ「ジョンズクロージング(JOHN'S CLOTHING)」代表の河原拓也など、渋カジという流行を作った関係者や渋カジの中心にいた人たち16人のインタビューが収録されている。第5章は渋カジというファッションを支えたショップの情報やマップ、第6章にはあとがきを掲載。価格は税込1,728円。
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