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VRボードゲーム最新作「モニャイの仮面」が面白い! 初心者もガチ勢も楽しめるゲーム性とは?

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2017年03月11日 17:02  KAI-YOU.net

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写真 VRボードゲーム最新作「モニャイの仮面」が面白い!  初心者もガチ勢も楽しめるゲーム性とは?
VRボードゲーム最新作「モニャイの仮面」が面白い! 初心者もガチ勢も楽しめるゲーム性とは?
VR(実質的現実)とアナログゲームを組み合わせた“VRボードゲーム”の最新作『モニャイの仮面』が、3月12日(日)より発売される。

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本作『モニャイの仮面』は、2016年3月にギフトテンインダストリ株式会社より発売されたVRボードゲーム『アニュビスの仮面』の正統続編。



HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の「ハコスコ」を被ったプレイヤーが、スマートフォン画面に映し出される空間の様子を口頭で伝え、ほかのプレイヤーがその空間の地図をつくっていくという『アニュビスの仮面』の基本ゲームシステムを踏襲し、さらなる進化を遂げている。(『モニャイの仮面』専用アプリは、iOS/Android対応で無料配信)

さらに、『モニャイの仮面』はオカルト情報誌『月刊ムー』が世界観のリサーチを担当しており、この異色コラボも発売前から話題となった。

「KAI-YOU.net」では、ギフトテンインダストリのゲームデザイナー・濱田隆史氏を迎え、いち早く『モニャイの仮面』を先行プレイさせてもらった。これを踏まえて、『モニャイの仮面』の魅力をご紹介していこう!

海底神殿に潜む霊獣を捕獲




まず、『モニャイの仮面』のバックグランド・ストーリーは以下の通り。


遥か昔、太平洋の真ん中にモニャイ人と呼ばれる人々が、霊獣ラパラパを崇める文明を築いていた。しかし、ある時、地殻変動で現在のラパヌイ(イースター島)を残し海中に没してしまった。生き残ったモニャイ人たちの多くは、限られた土地をめぐり戦いに明け暮れ、滅亡への道を歩んでしまう。そんな中、 一部のモニャイ人は自分たちの運命を憂い、新天地を求め宇宙へと旅立っていった…

20XX年、宇宙に出たモニャイ人の子孫たちは祖先の調査のため地球にやって来た。海底に眠る古代モニャイ人の神殿に霊獣ラパラパの存在が確認されたのだ。あなたはモニャイ調査隊の一員となり神殿内部を透視、ラパラパを誘導するための地図を仲間とともに完成させなければならない。ラパラパを誘導して一か所に集め、UFOで吸い上げ保護するのが今回の目的である。ただし、地球に来るまでにかなりのエネルギ-を消費してしまった。ラパラパの回収に使えるエネルギーは1回分しか残っていない…。

『モニャイの仮面』説明書より



『月刊ムー』監修ということで、オカルト感満載の導入だ。

今回のコラボは、昨年、アナログゲーム界隈を中心に話題となった『ムー公認 オカルトかるた』を手掛けた『月刊ムー』編集部の望月哲史氏と濱田氏がもともと知り合いだったことから実現。

濱田氏らギフトテンインダストリが完成させたゲームシステムを基に、ムー編集部との話し合いを通じて、ゲームの中に世界観を落とし込んでいったという。



先述の通り、『モニャイの仮面の舞台は海底神殿プレイヤーはHMDを被って海底神殿内部の様子を透視しながら、神殿にいる3体の霊獣ラパラパを一箇所に誘導するための地図をつくっていくこととなる。



ムー編集部との協議の中では、幽霊船やアトランティス大陸を舞台にする案も出たそうだが、最終的にHMD(仮面)のデザインをモアイにしつつ、イースター島との関連説もある幻の大陸・ムー大陸やスンダランド(現在の東南アジア地域にあった大きな半島)をモチーフとした。その結果、『モニャイの仮面』には、ポリネシアといった東南アジアのイメージが反映されている。

VRで見た情報を頼りに地図を完成




それでは改めて、『モニャイの仮面』のゲームシステムを詳しく見ていこう。

ゲームの軸となるのは、HMDを装着したプレイヤー1人が限られた時間(60秒)で海底神殿の風景を口頭で説明し、ほかのプレイヤーがその情報を元にタイルやピースなどのコンポーネントで神殿内の地図をつくっていく『神殿の探索フェイズと、すべてのプレイヤーが『神殿の探索』フェイズで出来上がった地図に間違いがないかを確認する『モニャイ会議フェイズ。(HMDの装着は1回ごとに交代)



『神殿の探索』フェイズで透視できるのは、プレイヤーごとに毎回それぞれ別の地点となっており、1回の透視で神殿全体の地図をつくることは不可能だ。

神殿の探索』&『モニャイ会議のフェイズを計6回行うことで、各回につくられた地図の断片がすべて合体し、完全な海底神殿の全体図が出来上がれば、ゲームクリアだ

プレイ時間は3人で大体40分程度といったところだろう。



『神殿の探索』フェイズで覗ける神殿の内部には「水中」と「水上」の2つの階層があり、HMD装着者が実際にジャンプすることで切り替えが可能。「水中」の周囲6方向はそれぞれ違う表情(色)をした顔のレリーフが彫られた壁や隣の部屋とつながる通路となっている。



「水上」の通路には霊獣ラパラパが潜んでいる場合も。

その場合、HMD装着者は、『モニャイ会議フェイズに粘土を使って、自分が目撃したラパラパの姿をつくることとなるので、しっかりとその姿を覚えておく必要がある。





その後、すでに潜ったポイントに再挑戦できる『ロスタイム』フェイズが終わると、『モニャイ最終会議』フェイズに入る。レリーフ(壁)や通路の共通点を手がかりに、これまで出来上がった6つの地図を組み合わせていって、最終的に1つの地図を完成させるわけだ。



ハコスコにセットしたスマートフォンを外し、プレイヤーみんなで最終確認となる『ラパラパの救出』フェイズへ。

スマートフォンの指示で、3体のラパラパはそれぞれ移動し、最後に到達した地点ですべてのラパラパが集合すれば見事、ゲームクリアとなる!!



ここまでの話で「ちょっと難しそうかも…」と思った方もいるかもしれないが、実際は「対象年齢 10歳」からと、子どもでも楽しめるゲームだ(VRゲームをプレイする低年齢層の健康への影響が懸念されているが、ハコスコは対象年齢を7歳以上に設定している)。



実際にプレイをしてみると、前作『アニュビスの仮面』プレイヤーはもちろんのこと、初心者でもすぐにルールを把握することができた。また、プレイ中はあーでもない、こーでもないと、プレイヤー同士で議論が白熱することは必至

回を進めるごとに情報を過不足なく伝えられるようになるなど、プレイスキルの上達も実感しやすいので、アナログゲームの醍醐味を存分に味わうことができる。


コミュニケーションの変化


以上が基本的なルールだが、『モニャイの仮面』にはさらなるギミックが用意されている。

それは、『チャレンジカード』の存在だ。



『チャレンジカード』とは、ゲームに慣れてきた人向けの拡張ルールで、『神殿探索フェイズでのコミュニケーションを変化させるもの。

例えば、「ゲームに参加している全員が、すべての会話の語尾にラパをつける」といった軽いネタから、「マップを組み立てている人は、地図をつくっている時、片手しか使えない」「ゲームに参加している全員が、レリーフ(壁)を感情で表現する」という相当難易度が上がる指示まで。HMD装着者は、ランダムに選ばれた3枚の『チャレンジカード』から1枚を選ぶこととなる。



濱田氏によれば、この『チャレンジカード』は、前作『アニュビスの仮面』の時に感じた課題の解決策として導入されたシステムだという。『アニュビスの仮面』では、何度も繰り返しプレイした熟練者たちになると、HMD装着者の伝え方、つまりは攻略法が固定化されてしまうという問題が生じていた。

仮面シリーズの面白さとして、作戦を立てる時にみんなでわいわいと議論する部分が大きい。その際、攻略方法が確立されていると、議論の余地が少なくなってしまう。この課題を解決するために、『チャレンジカード』が採用されることになったと、濱田氏は語る。



加えて、『チャレンジカードは初心者、あるいはゲームが不得手な人への救済策としても機能するという。『チャレンジカード』があることによって、「私が神殿の風景を上手く伝えられなかったのは、『チャレンジカード』があったせいだ!」と、ある意味言い訳の材料としても使えるのだ。

「『アニュビスの仮面』のような協力型のゲームは確かに面白いのですが、一方で“ガチゲー”として、怖いゲームにもなり得てしまうんです。そういった時に、ジャンプしたり『チャレンジカード』で語尾を変えてみたりといった馬鹿らしい要素を入れて、ちょっとほんわかな空気にしたい、という思いがあったんです」(濱田氏)

協力型のゲーム(チーム制のゲーム)では、初心者とガチ勢が一緒にプレイした際、初心者の失敗や非効率なプレイがガチ勢から批判されてしまうことがある。これは、「人狼」ゲームなどでもしばしば問題視されている。

初心者の救済策




本作から導入された『ロスタイム』システムについても、濱田氏は「前作『アニュビスの仮面』では、苦手な人がHMD装着者となった回をフォローするのが難しく、クリアが絶望的になることもありました。

そうすると、そのプレイヤーは『申し訳ない』という気持ちになってしまいます。そういった苦手な人を助けるためのシステムとして、この『ロスタイム』を導入しました」と語る。

モニャイの仮面』は、初心者やプレイの不得意な人が熟練者と一緒に楽しめるよう、デザインされているというわけだ。

製品には、12枚の『チャレンジカード』が同梱されているが、さらに熟練してきたユーザーは、自分たちで新たなカードをつくってしまってもいいだろう。より難易度の高い、より笑える『チャレンジカード』をつくることによって、本当にいくらでも遊べるゲームへと進化してく。

このように、ユーザー自身が自由にルールを変えて楽しめるのは、まさにアナログゲームのメリットといえるだろう(『チャレンジカードの』システムは、前作『アニュビスの仮面』にも導入できるはず)。

アナログとデジタルの融合




さらに、前作『アニュビスの仮面』からの進化ポイントとして、『ロスタイム』や『チャレンジカード』に加え、ラパラパの姿を粘土でつくるというものがある。濱田氏は、このシステムを導入した理由を以下のように話す。

「仮面シリーズの続編を作るにあたって、色々な実験をしました。その中で、一匹の大きな怪獣をいろんな角度から見て、それぞれがその姿を粘土でつくるっていうのが結構面白かったんですよ。VRという最新技術を使いつつ、粘土を使うのかっていう(笑)。それをヒントに、透視をした人が自分の見たモノをつくるという要素を盛り込みました。

指名手配犯のモンタージュ写真なんかもそうですけど、頑張って記憶をひねり出すと意外と覚えてたりするんですよね。一方で、無理やり思い出してしまうと、実際は違った形でも、見た人の頭の中ではその形を見たってことになったりする。そうやってラパラパをつくることで、人相書きを描く人の気持ちが少しわかってもらえるかなって(笑)。それに、“自分だけが見た怪物”っていうのは、オカルト的なUMA(未確認生命体)っぽいところもありますよね。

あとは、『アニュビスの仮面』の時から、プレイヤーがどうやったら写真を撮ってくれるんだろう?』というのはずっと考えているんです。『アニュビスの仮面』では、HMD(仮面)をかぶると滑稽だし、出来上がった地図も撮影してくれるだろうと考えてデザインをしました。『モニャイの仮面』だと、ラパラパは毎回形が違うので、粘土でつくったら記念に撮影しておきたくなるだろうなって。さらに、ジャンプの要素を取り入れることによって、写真ではなく動画も撮ってもらいたいと考えています」

“VRボードゲーム”という新奇性に加え、こうした工夫もあってか、前作『アニュビスの仮面』は海外での反響も大きかったという。



「2016年の10月に、海外のボードゲーム展示会『Essen Spiel』に200個持っていって数時間で完売しましたし、フランスやアメリカ、オランダといった海外のメディアも取り上げてくれました。現在は海外の企業からライセンス販売のお話もいただいています。

僕らの強みは、アナログもデジタルも出来るというところ。アプリが流行っている今、ボードゲームをつくっている海外の会社も、アナログとデジタルの融合に興味を持っているんだと思います。すでに次回作の企画も動いていて、やっぱりデジタルとアナログが融合したモノを今後も出していこう、と。『アラビアの壺』や『ダッタカモ文明の謎』といった、弊社が前からつくっている視覚障がい者と健常者が一緒に楽しめるゲームとしても、今後はデジタルとアナログを合体させていきたいですね」(濱田氏)



最後に、濱田氏から『モニャイの仮面』発売に向けてのメッセージをもらった。

「僕自身、ゲームがめっちゃ弱いんです(苦笑)。でも、『アニュビスの仮面』や『モニャイの仮面』といった協力型ゲームなら、勝ち負けじゃないところで楽しむことができる。なので、『自分はゲームが弱い』と思っている人にも是非プレイしてもらいたいですね」

世界でも類を見ないVRボードゲーム『モニャイの仮面』なら、アナログゲーム好きも、VRに興味がある人も、ゲームが得意な人も、ゲームが苦手だという人も、みんなが一緒に楽しむことができる。興味を持った方は、ぜひ一度体験してみることをオススメしたい。

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