てるみくらぶが破産　資金繰り悪化、旅行代金の全額弁済はできず

格安海外旅行のてるみくらぶは27日、資金繰りの悪化により今後の営業の見通しが立たないとして東京地裁に破産を申請、破産開始決定を受けた。

破産手続開始により、てるみくらぶは営業を停止。27日以降の旅行に申し込んでいる利用者に対しては、渡航中の安全や滞在先での宿泊先の確保を保証することができず、代金も支払えていないとして、出発を控えるよう呼びかけている。また、現在旅行中の利用者の発行済み航空券は、有効の可能性が高いが、各航空会社のカウンターで確認してほしいとしている。

旅行代金を既に支払った利用者への返金対応については、債権総額が日本旅行業協会の弁済限度額1億2000万円を超える見込みだという。限度額を超えた場合、支払った旅行代金の全額弁済はできないとしている。