「その臭さ」で優勝した12歳少年(出典:https://www.instagram.com/ripleysny) 世界には様々なコンテストが催される。このたびアメリカならではといった「最も臭いスニーカー選手権」が行われ、12歳の少年が見事優勝を果たした。『Rojak Daily』や『UPI』などが伝えている。
米ニューヨークのタイムズ・スクエアで行われた「最も臭いスニーカー選手権」は今年で42回目となり、4度目の出場となるアラスカ州のコナー・スロコム君(12歳)が見事トロフィーを獲得した。
同コンテストは1974年以来行われており、バーモント州モントピリアのスポーツ用品店オーナーが新しいスニーカーの宣伝として思いついたものであった。1988年からはフットケア・カンパニー「オド・イーターズ社(Odour Eaters)」がスポンサーとなり、また2014年からは「Ripley's Believe It or Not!」による主催で毎年の恒例行事となっている。 応募者に求められるのはスニーカーの臭いだけでなくその状態、またなぜ臭いのかという説明だそうだ。
コロラド州、イリノイ州、アラスカ州、ニューメキシコ州など各地からの応募が集まった今回のコンテスト、最終審査に残った7人は、審査員4人の前でそれぞれスニーカーの「臭さ」を披露した。
審査員の中には米航空宇宙局(NASA)のスタッフもいたというからなかなか本格的だ。NASA科学専門家のジョージ・オルドリッチさんは、コナー君が優勝した理由について「まずは腐敗臭、そして鼻にツンときて涙を誘うピリッとした臭い、さらに無条件に起こる悪臭への反応、これらの3つを彼は全てクリアしました」と語っている。
優勝したコナー君にはトロフィーのほか、賞金2,500ドル(約28万円)とブロードウェイのミュージカル観劇を含む2日間のニューヨーク滞在が副賞として贈られた。どのように悪臭を放つスニーカーを生み出したかについて、コナー君はこのように明かしている。
「僕のおばが農場を経営していて時々手伝っていたんですが、その時に家畜の糞を踏んで汚したり臭いを付けたりしました。釣りに行った時にも、魚の腸を踏んだりもしました。」
靴下を履かないことやスニーカーを洗わないことなどが考えられそうだが、どうやらこのコンテストで優勝するにはそれ以上の戦略が必要ということだ。コナー君の“努力の賜物の悪臭”を放つスニーカーには、審査員もあまりの強烈な臭いにのけぞっていたという。
出典:https://www.instagram.com/ripleysny
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)