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〜Vol.3〜 いま一番、困っている人を支援する、人道支援の仕事。

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2017年04月04日 14:53  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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自然災害で家や財産を失った人。紛争で国を出てきた人。そんな支援が必要な人をサポートする、緊急・人道支援課で働く、外務省の田北多絵さん。英語大好きだった少女がなぜ、人道支援に目覚めたのか、そして、人道支援の現状などのお話を伺いました。

【ウガンダ北部の支援サイト視察。自分たちで農業をするためにコメの指導をしていました】
外交官という仕事を知ったのは、雅子様のご成婚がきっかけでした。単純に「外交官ってかっこいいな」と憧れたのです。小さい頃から近所の英語教室に通い、海外の人と話す楽しさも実感していたので、自然な流れで高校は英語科へ。ニュージーランドにホームステイし、大学は国内と海外の2つの学位がとれるという点に、“おトクさ”を感じて進学(笑)。1年生で渡米し、ワシントンDCで国際政治を学ぶ傍ら、短期留学でベルギーへ。そこでEUについて学びました。当時は東欧諸国がEUに統合される前で、ベルギーで知り合った様々な国の仲間たちと、東欧を回ってみたり。そんな経験があったので、いよいよ本格的に外務省に入って国際政治をやりたいと決意し受験。しかし試験に、なかなか受からなくて。そこで大学院で学びながら試験に備えることにしたのですが、その矢先、世界に対して食料支援を行う国連WFPがインターンを募集していると知り応募。これが、私が人道支援に関わる、最初のきっかけになりました。

「今日、ご飯が食べられた!」そんな当たり前すら、難しい国。

【奥に見えている建物が、ハットと呼ばれる彼らの家。この中に大家族で住んでいることも】
ところで、みなさんは、いま人道支援を必要としている人が、世界に何人いると思いますか?その数、なんと約1億2500万人、ちょうど日本の人口と同じくらいです。それだけの人が支援を必要としている。中でも紛争などで出国してきた人たちは、身一つで食器も着替えもない。たとえば、シリア危機などは、もう6年近く続いてきて、当時、幼かった子供が小学校を卒業するほどの年に。そんな大切な時期に、しっかりした教育を受けられない。それは子供たちの将来に大きな影を落とすことにもなりかねません。難民は、その日の食べ物や住む場所にも不安を感じる生活で、仮に親に教える力があったとしても、不安を抱えた心では、そこまで目が行き届かない。だからこそ、私たちが支援をする必要があるのですね。こんなふうに、難民・国内避難民や自然災害などに被災した方々をより良く支援する方法を、様々な国や機関で議論していこうというのが、5月23、24日に開催された世界人道サミットです。そこでは、自国を出た難民に対して、今日生きるための食事や住居などの提供だけではなく、将来自分の国に帰った時に生活を支えられるような教育や職業訓練の提供の大切さや自然災害が起きる前にどう備えるかといった、ノウハウの共有などを行いました。難民の方々は、着の身着のまま避難していることが多く、自分を証明する身分証の発行なども重要です。人道支援を行う私たちが目指すのは、まさに「支援が必要ではない世界」をつくること。そんな理想が叶う日が、すぐに来るわけではありませんが、私は支援をする人がいる限り、この仕事に情熱をもってやっていきたいと思っています。

田北さんの受験必勝法

私たちやみなさんのおじいちゃん、おばあちゃん世代は、戦後すぐの何もない頃に世界からの支援で給食や着る物をもらっていました。そんな状態から立ち上がった日本を憧れの目で見ている国が、世界にたくさんあることを外務省に入って改めて知りました。そして、開発協力などを通じて、日本が支援してきた歴史があるからこそ、東北や熊本の震災の時は、本当に色々な国から、たくさんの支援をいただけた事実も。実際に、ウガンダ駐在の頃に、3.11が起き、翌朝、地元の人が大勢、お見舞いを言いに来てくれたり。また、ウガンダでは日本の中古車がたくさん走っています。私たちが思う以上に日本って世界から憧れられ、信頼されている。そんな国だという誇りを、みなさんにも感じてもらえたら嬉しいですね。

レッドカップのストラップとユニセフ・ベアのキーホルダー

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