〜Vol.5〜 2020年の東京大会へ向けて、スポーツで世界とつながるということ。

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2017年04月04日 18:33  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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2016年の今年はリオで。 そして2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。 スポーツを通して、国ができること、そして、スポーツが人々にもたらすチカラを外務省の栗原圭介さんに聞きました。 私が所属しているのは外務省人物交流室という部署で、その名のとおり、外国の要人から青少年まで日本人と外国人の様々な交流事業を担当しています。 スポーツに関する交流も重要な柱の一つです。 「外務省がスポーツ事業をやっている」と聞くと意外かもしれません。 確かに、外交の分野でスポーツがクローズアップされてきたのはここ数年のことですが、私はスポーツを通じた外交には大きな可能性があると思っています。 一番即効性があるのが、初対面の人同士を打ち解けさせる「世界共通語」としてのスポーツの役割です。 一定のルールをもとに身体を動かし、自分の意思を伝えながら、共通の体験をする。 そうすることで、国や言葉が違っていても、同じ競技を通して一気に距離が縮まったりします。 私自身、20年以上サッカーを続けてきて、初めて飛び込んだ外国の環境でサッカーを通じて外国の方と打ち解けることが多くありました。 さらに柔道や剣道などはスポーツという側面もありながら、礼をしてから試合を開始するというような日本の精神をも伝えられるもの。 スポーツを通して日本を知り、そして日本のファンになってもらう。 それも、スポーツ交流の大切な役割です。 日本が持っている「スポーツ技術」を、途上国へ。 2020年までに1000万人以上をサポート予定。 【スポーツ外交推進事業によるブータンへの柔道指導者派遣】 スポーツ・フォー・トゥモロー(SPORT FOR TOMORROW、SFT)という活動をご存知でしょうか?これは、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会までに、スポーツを通してよりよい未来を作ろうという日本の国際貢献事業。 外務省単体ではなく、官民が協働して行っている事業です。 外務省の担当は主にスポーツを通じた国際協力及び交流。 2014〜2020年の7年間で、開発途上国を始めとする100ヶ国以上の国において、1000万人以上の人々にスポーツの価値を伝えるという目標を掲げています。 具体的には、日本の指導者や選手を派遣、もしくは海外の選手を呼んで日本のトレーニング方法を伝えたり、スポーツの道具や器材を海外に送ったりしています。 今年の初めには、ベトナムのパラリンピックの水泳選手を日本に呼びました。 ベトナムではまだ設備が揃っていないため、それまで選手たちは川で練習することもあったそうなので、日本の進んだ設備を使うことに感動している様子でした。 相手の役に立ちながら、こんな風に日本を伝えられ、さらには好きになってもらう。 これが、SFTの役割だと思っています。 柔道着の送り先は、スラム街。 スポーツが教えてくれるのは、勝ち負けだけじゃない。 【26冊目になる単語帳】 私の勉強方法はいまも変わらず「復習」重視です。 これは少し大きめですが、単語帳です。 4年前から初めて26冊目になりました。 今でもフランス語の通訳をすることがあるので、知らない単語や構文に出会う度にこまめに作っていきます。 まずは書いて覚えて、次に電車の中などで見なおしたりしています。 語学の覚え方は皆それぞれ違っていて、スッと覚えられる人も多いのですが、私は地道に覚えていくタイプです。(笑) プロフィール

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