自分を愛し、認め、愉しませてくれる恋人を見つけられないことの孤独感。それをラブドール(ダッチワイフ)で解消するという男性は今や増える一方である。だが「ヒトと違って個性や反応がないため、ラブドールなどいずれは飽きる」という意見も多かったもよう。そこに目をつけたのがカリフォルニア州の有名なラブドール・メーカーであった。
お値段も張るが顔立ちは美しく肉体は豊満。今やヒトの肌の感触をリアルに再現するまでになったシリコン製ラブドール。新たに言葉、個性、性格を持った人形が登場するそうだ。米カリフォルニア州サンマルコスにスタジオを持つ「アビスクリエーション(Abyss Creations LLC)」が世界展開を図るラブドール“リアルドール(RealDoll)”。ここに新たに「Harmony 2.0」というシリーズが加わり、お値段は1体につき1万ドル(約110万円)ほどになるという。
リアルドール・ブランドのCEOマット・マッカレン氏によれば、新しいラブドールには恥ずかしがり、エッチが大好きなど18種類の性格が用意されているもよう。またロボット機能の中にヒトの記憶や理知性に似せたメモリーが搭載され、生活の中でそれがどんどん進化を遂げていく。たとえばご主人が「お腹が空いた」と言えば、すかさずラブドールが「何か食べた方がいいわよ。あなた、ピザが好きだったわよね」などと優しく声をかけてくれるそうだ。そして一緒にいる時間が長くなるにつれ、ラブドールはご主人に恋愛感情を抱くようプログラミングされているというから憎い計らいだ。
人形のメイキング・シーンなど、これまでも動画でさまざま紹介してきたアビスクリエーションのスタジオ。男性の様々な好みに応えたいとして、ラブドールの髪、瞳、肌の色、乳輪、乳首の大きさ、陰毛には豊富な種類が用意されているという。ラブドールに真剣に恋をしてしまう男性は今後ますます増えるのかもしれない。
出典:http://www.deccanchronicle.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)