熱中症に注意関東地方では17日の夜から雨や風が強まり、大荒れの天気となった。18日は本拠地以外での開催試合が3試合、さらに屋外球場で5試合が予定されているため、開催を憂慮するファンもいたのではないだろうか。
そんな野球ファンの願いが通じたのか、雨は上がり、グランドコンディションさえ問題がなければ試合は開催されそうだ。
一方で、新たな問題が発生。気象庁によると、日中は気温が上がる見通し。まだ4月中旬だというのに、内陸部では最高気温が30℃と真夏日が予想されている地域もある。
そこで気を付けたいのが熱中症だ。日本気象協会の熱中症情報では「注意」を呼びかけている地域が多数で、西武−楽天戦が行われる大宮(さいたま)には「警戒」マークがつけられている。試合自体はナイター開催のため、気温は下がっていると思われるが、開場前の15時頃はかなり気温も高い。
また、ファームでは4試合(利府での楽天―巨人は中止が決定)が予定されており、こちらはいずれも日中の開催となる。プレーする選手はもちろん、ファンの皆さんにも注意してもらいたい。
◆ 各地の18日の予想最高気温とWBGT値(※)
【熊本】
巨人−ヤクルト
<熊本市>
最高気温 22℃
最高WBGT値 19.5℃(ほぼ安全)
【マツダ】
広島−DeNA
<広島市>
最高気温 22℃
最高WBGT値 18.1℃(ほぼ安全)
【静岡】
日本ハム−オリックス
<静岡市>
最高気温 27℃
最高WBGT値 23.1℃(注意)
【大宮】
西武−楽天
<さいたま市>
最高気温 27℃
最高WBGT値 25.8℃(警戒)
【ZOZOマリン】
ロッテ−ソフトバンク
<船橋市>
最高気温 25℃
最高WBGT値 23.1℃(注意)
《ファーム》
【戸田】
ヤクルト−日本ハム
<川口市>
最高気温 27℃
最高WBGT値 25.8℃(警戒)
【由宇】
広島−オリックス
<岩国市>
最高気温 22℃
最高WBGT値 19.6℃(ほぼ安全)
【タマスタ筑後】
ソフトバンク−中日
<久留米市>
最高気温 23℃
最高WBGT値 21.0℃(注意)
※WBGT値とは
暑さ指数。アメリカで開発された暑熱環境での熱ストレスを評価する指標。
●日常生活に関する指針
【31℃以上(危険)】
■すべての生活活動でおこる危険性
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
【28〜31℃(厳重注意)】
■すべての生活活動でおこる危険性
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
【25〜28℃(警戒)】
■中等度以上の生活活動でおこる危険性
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
【25℃未満(注意)】
■強い生活活動でおこる危険性
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。
(参考:気象庁HP、環境省HP、日本気象協会HP)