進化した小型防犯用品『Revolar』は、まるで「マグマ大使の笛」

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2017年04月30日 10:12  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

『マグマ大使』というヒーローがいた。

このマグマ大使は、怪獣が現れたらマモル少年が笛を使って呼び出すという仕組みを採用していた。よく考えたら、これは極めて斬新なアイデアである。笛を吹く回数で緊急度を表し、それに応じた強さのキャラクターが出動するというものなのだから。

笛を3回吹けばマグマ大使が出てくるのだが、「帯に短し襷に長し」の状況ではマグマ大使は必要ない。彼の息子のガムで事足りるのなら、笛を1回だけ吹く。2回ならばマグマ大使の妻のモルが来てくれる。

このシステムは、現実の防犯用品に活かせるはずだ。

クリック回数で緊急度を発信

2015年に『Revolar』という製品がクラウドファンディング界隈に登場したことがあった。

これは小型のSOS発信ボタンで、キーホルダーやペンダントなどにできるというもの。いざとなったら不審者に気づかれることなくボタンを押すことができ、その際の警報や位置情報は家族や友人(すなわち受信登録者)に送られる。

そのRevolarが進化を遂げた。

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新しい製品は、3クリックシステムを導入している。すなわち1回のプッシュで位置情報を、2回でヘルプコールを、3回でエマージェンシーコールを発信することができるのだ。

帰宅時や野外での待ち合わせの際などは、Revolarを1回クリックしておけば受信先にその情報が即座に伝わる。正体不明の人物が夜道を追跡していると感じれば、クリックは2回。そしてその人物が明らかに危険だと判明したら、クリックは3回。

もちろん、そうならないことに越したことはないが、今の時勢はどこで何が起こるか分からない。

防犯意識の向上

こうした防犯用品を、日本の地方自治体が一括採用するという可能性はあるだろうか。

今現在、日本人の間で防犯意識が高まっているというのは紛れもない事実である。しかもそれは大人だけではなく、小学生にもその意識が伝達しているようだ。今やランドセルに防犯ブザーをぶら下げるのは当たり前になったが、それだけで安心している親は決して多くないだろう。

小学生向けの雑誌で防犯対策特集が組まれる時勢である。だが言い換えれば、この問題に最先端テクノロジーを活かせる余地は大いにあるということだ。

新型Revolarは現在、クラウドファンディング『Indiegogo』で出資を受け付けている。

【参考・動画】

※Revolar: Smart Safety to Protect Loved Ones – Indiegogo

※Revolar Instinct – The Right to Feel Safe – YouTube

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  • 3回押す前に奪われちゃったりしたらどーすんだよ・・・
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