【コラム】 価格破壊 180円スニーカーの躍進

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2008年04月09日 12:34  よりミク

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よりミク

 今や私たちの生活にすっかり溶け込んだ、「100均」や99円ショップ。以前は文房具や生活雑貨が中心でしたが、この頃では生鮮食品を扱う店舗も珍しくありません。街にはスーパーかと見まがうような、数階建ての100円ショップも展開されており、その姿はまさに「100円のデパート」。生活に必要なものすべてが揃うのではないか、なんて気さえしてきますが、やっぱり手に入らないものもあります。たとえば洋服。下着はあっても、ジャケットやセーターを買うのはまだムリです。そして、上着よりさらにハードルが高いのが靴。ビーチサンダルや健康サンダルはあっても、ちゃんとした靴となると……「100円の壁」がぐっと上がります。     けれども、100円と言わず500円でなら、2足も買える靴があるのです。そんなミラクルな靴を販売しているのは、ヒラキという名の会社。2001年に「180円スニーカー」という超価格破壊の靴を売り出したことで有名なメーカーです。      靴が、それも単なるサンダルでなく、れっきとしたスニーカーがたったの180円で買えるとは……2001年に市場に出た商品は、驚きを持って世に迎え入れられ、瞬く間に注文が殺到。あまりの人気ぶりに、一か月でカタログから外さなくてはならなかったという伝説まで残しました。しかし材料費などの値上がりを受け、惜しまれながら2007年1月に販売を終了。奇跡の「180円スニーカー」は、表舞台から姿を消してしまったのです。  その伝説のスニーカーが、なんと2008年2月にカムバック。デザインも新たに、再び姿を現しました。ヒモやホールのある以前のデザインからスリッポン型へと変化し、5色で展開されていたカラーも3色に減少。これらは全て、製造工程の簡略化やコストダウンのため。人件費が上がり、これまでよりいっそう安値の実現が困難になる中、「180円」の数字を守るためにあらゆる策が講じられました。その裏側には、並々ではない苦労があったようです。中国各地を歩き回り、工場を探し歩く日々……。
復活した180円スニーカー
復活した180円スニーカー
 残念ながら、この度の「180円スニーカー」は25万足の限定販売、サイズによっては早くも売り切れのものもあるよう。ですがヒラキには「180円スニーカー」以外にも、500円でお釣りのくるアイテムが揃っています。キッズ用からビジネス・シューズ、またトレンドにフォーカスした婦人靴まで種類も様々。新しい靴で、春の街へ飛び出してみてはいかが?(編集・執筆/mixiニューススタッフ) 関連サイト ヒラキ:http://www.hiraki.co.jp/html/index.html
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