人口も建物も過密。自動車運転免許の教習所を開設しようとしても、今さら大きな土地を確保することは難しいという中国の山西省から恐ろしい話題が飛び込んできた。しかしネットの力が働いたのか、落ちたら20メートル下に真っ逆さまという危険すぎるその“屋上教習所”はあっという間に閉鎖を命じられたもよう。中国のメディア『網易新聞(news.163.com)』などが伝えている。
山西省太原市の万柏林区でこのほど、ビルの屋上に自動車教習所が開設されていることが発覚した。まだ建設中というビルの屋上は数百平方メートルとなかなかの広さで、黄色い線が所々に2本ずつうっすらと残っているため、そこで自動車教習所を営業していたことは明白だ。
教習所の様子を捉えた写真は中国のSNSで5日に大変な話題になっていた。これを受けて7日、ビルの所有者となるポリエステル繊維工場は「ビルが完成したら屋上は我々が駐車場として使用する予定でしたから、すでに教習所には閉鎖するよう伝えてあります」と現状を説明。ネチズンからの強い批判、行政の介入をけん制して早めに手を打ったとも考えられそうだ。
しかし湖南省長沙市のある教習所では昨年、女性が
ブレーキとアクセルを踏み間違えてフェンスに激突。丸い大きな穴をあけたうえ車両を大破させていた。このことが記憶に新しいだけに、誰もが「屋上の教習所でこれが起きていたらと思うとゾッとする」と大騒ぎ。二度と同じような“屋上教習所”が出現しないようしっかりと見張る必要があるようだ。
出典:http://news.163.com http://shanghaiist.com 画像を一部加工しています
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
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